12:45 2019年07月23日

ホテルオークラ、2022年にロシア初進出:和のおもてなしと温浴施設で旅人の疲れを癒す

© 写真 : Hotel Okura
オピニオン
短縮 URL
徳山 あすか
0 31

6月29日、ホテルオークラとロシアの投資グループ「AEONコーポレーション」は、シェレメチェヴォ国際空港の南側に建設する予定の新ホテルに関し、運営受委託の基本条件で合意した。ホテルオークラがロシアに進出するのは初めて。日本を代表する高級ホテルとして、本格的な日本料理が楽しめるレストランや日本風の温浴施設を備え、世界中のゲストに和のおもてなしを提供する。

シェレメチェヴォ空港は、首都モスクワの三大空港のうち旅客数が最も多く、アエロフロート・ロシア航空の拠点空港でもある。昨年行なわれた、国内空港の愛称として偉人の名前をつける「ロシアの偉大な名前」プロジェクトでは、ロシア人が敬愛する詩人、アレクサンドル・プーシキンがシェレメチェヴォの愛称として選ばれた。モスクワ訪問はもちろん、ヨーロッパや中央アジアへの乗り継ぎ空港としても人気が高い。

AEONコーポレーションは、空港の再開発や建設、不動産、輸送など多角的なビジネスを手がけており、シェレメチェヴォ空港南側の70ヘクタールにも及ぶ広大な敷地を取得。オークラが運営することになる新ホテルも、この空港周辺再開発プロジェクトの一部だ。AEONコーポレーションの創立者、ロマン・トロツェンコ会長は現代ロシアで最も成功した実業家の一人として知られており、若かりし日にはモスクワ国立大学付属アジア・アフリカ大学で日本経済を専攻していた。

ロシア進出のきっかけは、AEONコーポレーション側からの提案だった。運営を引き受けた決め手についてホテルオークラの広報担当者は「空港周辺ではコンベンションセンターをはじめ、AEONによって大規模開発が進められると聞いています。新ホテルは、空港を中心とした都市開発の主要施設となるため、ビジネスや観光、ヨーロッパへのトランジットなど、様々な利用目的のお客様が見込め、よりオークラという名前を知ってもらえる機会が増えるでしょう」と話す。

現在でも空港周辺にはラディソンやノヴォテルなどのホテルがあるが、オークラは日本の文化や美意識を感じられるようなインテリアやデザインを取り入れ、「和の心」で差別化を図っていく。

担当者は「ロシアはスパの文化が浸透しているので、日本の伝統的な温泉をコンセプトとした新しいスタイルの温浴施設を楽しんでもらいたい」と話す。残念ながら空港付近に温泉は沸いていないため本物ではないが、人口温泉のようなイメージの施設が作られる予定だ。

新ホテルは地上7階程度になる見込みで、客室数は約300室、延床面積は約30,000㎡と、空港に隣接するホテルの中では随一の広さを誇ることになる。ホテルブランド及びホテル名は、施設の詳細設計を進める中で決定していく。

関連ニュース

タグ
日本, ロシア, 露日関係
コメント・ガイドディスカッション
Facebook経由でコメントスプートニク経由でコメント
  • コメント