18:09 2019年09月22日
パナソニックの工場野菜

モスクワの高級マンションで野菜栽培へ:パナソニックの技術を用いた温室を設置

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パナソニックは20日、モスクワ大学生物学部と共同で行なっていた、自社の実験室で収穫した野菜の栄養価研究について、収穫から24時間以内の工場野菜が最も栄養価に優れていると発表した。パナソニックはモスクワ郊外の学術研究都市「スコルコヴォ」に野菜栽培の実験室をもち、サラダレタスや水菜、ルッコラといった葉物野菜を栽培している。間もなくモスクワ市民は、この実験結果の恩恵を受けることになる。モスクワ南西部の高級マンションコンプレックス「クリリヤ」の中に、野菜栽培のための垂直温室システムが設置されるのだ。

パナソニックは独自の技術により、アジアを中心に自社工場で野菜を栽培し、消費者に届けている。特に野菜自給率の低いシンガポールでは、野菜を安定供給できるパナソニックの工場栽培が歓迎されている。冬が長く、広大な国土をもつロシアでは、夏場をのぞき新鮮野菜が不足している。

安全で美味しい野菜をいつでも供給できる温室栽培技術は、ロシアにとって欠かせないものだ。最高の栄養価を保つことのできる時間を考えれば、消費者の一番近くで野菜を栽培するというのは、実に理にかなっている。

パナソニック・ロシアのゲルマン・ガヴリロフ氏は「日本式の都市型垂直温室は、経済的な観点・ビジネス効果が、消費者の利益と合致する、めったにないビジネスモデルだ。消費者は、産地が明らかな無添加で栄養のある美味しい野菜を食べることができるし、生産側にとっても、長期にわたって確実に販売できる市場がある」と、プロジェクトのメリットを強調する。

住居の間近に温室ができることは、マンション購入を呼びかける宣伝材料になっており、ホームページではパナソニックの技術が紹介されている。マンションコンプレックス「クリリヤ」を手がけるロシアの大手デベロッパー「エタロン」の関係者は「近年、デベロッパーには、居住者の生活の質を向上させるためのサービスを拡大することが求められている。それは、イノベーション技術を使って実現できる。新技術を用いた温室栽培は、その好例だ」と話している。

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