17:11 2019年10月16日
山田洋次

山田洋次監督(88) 50周年で50作目の映画『男はつらいよ』 希望は100歳まで撮影

© 写真 : Tokyo International Film Festival
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10月3日、東京で山田洋次監督の国民的人気映画シリーズの50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』の記者向の特別試写会が行われた。『男はつらいよ お帰り 寅さん』は10月28日から開幕の第32回東京国際映画祭のオープニングを飾る。映画館での一般公開は12月27日。試写会の後、山田監督への記者会見が行われ、スプートニクの東京特派員にも質問のチャンスがあった。

スプートニク:88歳で新しい映画を作ることができたのは大変素晴らしいことだと思います。次の機会にはどんな映画をお作りになりたいでしょうか。また次回作の撮影についてお考えになられましたか。

Режиссёр
© 写真 : Tokyo International Film Festival
山田洋次監督

山田監督:「困ったな~。自分の年のことを考えると怖くて、映画どころじゃない(笑)。でもアメリカにはクリント・イーストウッド(89歳)がいて頑張っているから、僕も一緒に頑張ると思います。あと、ポルトガルにはマノエル・ド・オリヴェイラという監督、それから日本では新藤兼人という監督で、二人とも100歳まで映画を撮られたから、まだまだ希望は持っていいじゃないのかなと思います。」

山田洋次監督からのメッセージ(抜粋)

「1969年8月27日『男はつらいよ』第1作が劇場公開された。

おりしもぼくたちの国は高度成長期の途上にあり、活気があって威勢のいい充実した気分がこの国を覆っていたように思う。そんな時代を背景にぼくたちの寅さんは勢いよく誕生し、作者のぼくが当惑するほどの人気であれよあれよと作り続けてついに48作を数え、渥美清さんの死によりシリーズ49作の特別篇をもっていったん終りを告げた。

© 写真 : Eleonora Shumilova
山田洋次監督

そして今、先行き不透明で重く停滞した気分のこの国に生きるぼくたちは、もう一度あの寅さんに会いたい、あの野放図な発想の軽やかさ、はた迷惑を顧みぬ自由奔放な行動を想起して元気になりたい、寅さんの台詞にあるように『生まれて来てよかったと思うことがそのうちあるさ』と切実に願って第50作を製作することを決意した。

このシリーズ製作に関わった全ての出演者、懐かしいスタッフに想いを馳せつつ、松竹全社の努力を得て作り上げたこの作品と共に、50年目を祝いたい。

年末の公開より一足早く日向の皆さんと一緒に、このシリーズ製作に関わった全ての出演者、なつかしいスタッフに想いを馳せつつ、観られることを楽しみにしています。」

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映画, 日本
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