07:08 2019年11月16日
メドベージェワのSPの大失敗 「良すぎるほどのコンディション、こんな事態になるはずがない」 オーサー監督がスプートニク独占取材に

「良すぎるほどのコンディション、こんな事態になるはずがない」 オーサー監督、メドベージェワの大失敗について

© AFP 2019 / Geoff Robins
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カナダのケロウナで開催のフィギュアスケートのグランプリシリーズ第2戦「スケートカナダ」では、女子のショートプログラム(SP)は日本の紀平梨花選手が81.35点で首位を占めた。これに韓国のユ・ヨン選手(78.22点)、ロシアのアレクサンドラ・トルソワ(74.40点)が続いている。カナダでトレーニングを積み、観客の愛を一身に集めているはずのエフゲニア・メドベージェワはミスが続き、6位にとどまった。SPでメドベージェワは複数の要素で一連のミスを犯し、トリプルルッツでは転倒してしまった。メドベージェワの師事するブライアン・オーサー監督はこれについて、スプートニク特派員からの独占取材に次のように語っている。

「この問題の解決方法をこれから探さねばなりません。エフゲニアはいままでになかったほど熱心にトレーニングを行ってきました。今だって彼女はかつてなかったほどの最高の状態にあります。トレーニングを見てきましたが、あれは本当に熱の入った練習でした。今だってエフゲニアは本当に素晴らしい状態にあるんです。だって全て最後の瞬間まで上々に運んでいたんですから。(中略)今彼女はあまりにも良すぎる状態にあるので、本来であればこういう事態は起きるはずがないのです。」

スケートカナダの滑りはメドベージェワの昨シーズンの状況を想起させる。メドベージェワはロシア選手権でのミスが原因で欧州選手権への出場権を手に入れることができなかった。

当時のメドベージェワはこうなってしまった原因についてファンに、身体上のコンディションではなく、気構え、心理的な問題によるものと打ち明けていた。それでもメドベージェワはこうした不調を乗り越え、さいたまアリーナでのISU世界フィギュアスケート選手権では3位を獲得したのだ。

ブライアン・オーサー監督は「これは彼女自身の戦いでした。彼女はこれに勝たなければならなかったのです。ライバルが4回転ジャンプやトリプルアクセルを跳べたとしても。これからじっくり検討していきます。こんなことはこれ以上起きるはずはありません。今、彼女はあの時(さいたまアリーナの世界選手権の時)よりずっといいコンディションにありますよ。それにトレーニングも基礎から徹底して行っている。ですからこんなことになる根拠はなにもないはずなんです。」と語った。

メドベージェワの最悪の事態

トルソワの完璧な演技がもたらした感動の余韻は、数分後にはメドベージェワの悪夢にとってかえられた。ジェーニャ(メドベージェワの愛称)は演技の前半ですでに動きが重く、自信を欠いていると思わせる瞬間が何度があった。ところが、最悪の事態が起きたのはその先だった。世界選手権を2度も制覇したはずのメドベージェワが、トリプルルッツでまさかの転倒。そのままリンクの壁に背中でぶつかったのだ。一瞬、これ以上、演技を続けることは不可能かと思われたが、ジェーニャは立ち上がり、最後まで滑り続けた。


2018年5月、メドベージェワ選手は、11年間指導を受けたトゥトベリーゼ氏から世界的なカナダのブライアン・オーサーコーチに移ると突如発表した。メドベージェワ選手は本拠をモスクワからトロントに移した。だが国籍は変えずに「サンボ70」に学籍を置きながら、ロシア代表メンバーとして出場を続けた。

© Sputnik / Savitskaya Kristina
スケートカナダ演技時間一覧(日本時間)

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