マースレニッツァはバター祭りとも呼ばれる、ロシアのユニークな伝統で、この期間に太陽の形のように丸いブリヌイを食べるのが慣わしになっている。今年のマースレニッツァは3月1日までで、その後、ロシア正教徒は大斎期間に入る。
イベントには、「黄金の輪」のロシアの古都スズダリや、フィギュアスケーターのアリーナ・ザギトワの故郷ウドムルト共和国など、ロシア各地から著名レストランのシェフらが集い、腕前を披露した。
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写真 : Asuka Tokuyama
オーソドックスなブリヌイや肉入りブリヌイのほか、参加者たちを驚かせたのは、北極圏の都市・ムールマンスクのブリヌイだ。なんと食用の「苔」が入っている。苔をブリヌイの生地に混ぜ込むことで、生地がふくらみ、まるで揚げドーナツのようになる。一応、ドーナツではなく、これも地元ではブリヌイと見なされている。

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Sputnik / Asuka Tokuyama
ムールマンスクの苔
ブリヌイのお供に欠かせないのはスメタナ(ロシアのサワークリーム)のほか、ロシア人が愛してやまないハチミツ、野性のベリー類のワレーニエ(ジャムのようなもの)だ。スズダリからはキュウリのワレーニエという変り種も登場。ザハロワ報道官のおすすめは野生のゼムリャニカ(オランダいちご)で作ったワレーニエだ。

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Sputnik / Asuka Tokuyama
ゼムリャニカ(オランダいちご)のワレーニエ
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