17:14 2020年03月31日
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バーチャルリアリティー(VR)システムを消防士の訓練に用いるというニュースリリースが3月19日、日本企業の理経から出された。同社のツィッターによれば、理経はこの共同研究を東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター、東京理科大学、横浜市消防と連携して行う。

こうしたシステムが生まれたのは火災自体も、また後身に経験を伝えることのできる消防士自体もますます数が少なくなっていることが背景にある。

​新システムで現実に近い条件で一度に複数の消防士チームの訓練を安全に行うことができる。現実の火災のデーターに基づいたVRシステムは燃焼の画像を正確に再生することができる。リアルタイムでの熱の伝導、煙の動き、炎の動きをビジュアル化するために理経はUnreal Engine技術を用いており、システムは今年にも使用が開始されるみこみ。

ロシア拡張現実バーチャルリアリティー協会のエカテリーナ・フィラトワ執行役はスプートニクからのインタビューに「これは全世界がクレイジーになったPokemon Goよりはるかに有益な発明です。でも原理は同じ。現実とバーチャルの感覚が一つに合わさるということです」と説明し、さらに次のように語っている。

「もっと真面目な言い方をすれば、VR技術を用いる分野は一般に考えられているよりもずっと広いのです。軍事、レクリエーション、ゲームの他にVRは教育、医療、モデリング、建築、自動車製造、広告などの分野ですでに使われているのです。  中でも一番多いのは軍事分野です。これはどの国でも一番情報が閉ざされている場所ですが、同時に最も資金が注がれている分野でもあります。VRがどれほど軍事で使われているかについては、我々が知りうるのは軍部が明かしている部分に限られます。 ただし多くの国の国防省がこの技術の導入を迅速化させようとしているのは確かです。これによって軍人のトレーニングにかかるコスト、時間は著しく縮小でき、怪我をする率も減り、トレーニングの効果も上がります。これは現実の軍事行動の際に最も重要なことです。今日、トレーニング用の軍事シュミレーションのグローバル市場だけでも試算で年間93億ドル。2021年までには127億ドルにたっするとみられています。これとは別に、軍事医療というニッチが存在しています。VR 技術では救急措置をどう行うかの練習ができるのです。イミテーションの戦場では医療関係者の耳には怪我人の叫び、うめき声、弾の飛び交う音、砲弾の音、声によるカオス状態が飛び込んできます。バーチャルであっても、こうしたストレスの中で訓練生は自分の仕事を行う練習をするのです。こうした実践は消防士にも医療者にも危険やストレスに関連する専門家にも必要なのです。」

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