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    こんにちは、新しい世界!5月9日にモスクワで開かれた行事の印象について

    こんにちは、新しい世界!5月9日にモスクワで開かれた行事の印象について

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    政治
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    アンドレイ イワノフ
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    5月9日の戦勝記念日にモスクワで見ることのできた重要なものは、世界に類をみない最新の戦車やミサイルではなく、新しい世界の誕生の明確な兆候だ。モスクワ国際関係大学国際関係研究所のアンドレイ・イワノフ主任研究員は、このような考えを表し、次のように語っている。

    「もちろん戦車もミサイルも航空機も素晴らしいものだった。それらはプーチン大統領とそのチームが15年間を浪費したのではなく、それらが政府の手に委ねられていることをデモンストレーションした。1990年代に浅はかな考え、あるいは悪意によって起こった経済、科学、軍の崩壊による影響が、多くの面ですでに克服されたのは明らかだ。これは素晴らしいことだ。しかし、この『鉄』よりも私を個人的に驚かせ、喜ばせたのは別のものだった。むしろ、全く別のものだった。赤の広場を次々と行進する隊列の中に、アゼルバイジャンとアルメニアの部隊がいた。アゼルバイジャンとアルメニアの関係は極めて複雑だ。しかし大規模なパレードの中のこの小さなエピソードが、かつて兄弟国だった両国の和解に向けたロシアの努力に肯定的な貢献をもたらすと信じたい」。

    イワノフ氏は、パレードにインドと中国の兵士たちが参加したことも喜びだったと語っている。インドと中国の関係も複雑だ。米国と日本は今、インドをロシアから引き離し、反中感情を起こさせるために、途方もない努力をしている。ロシアは反対に意見の相違を克服し、問題を解決し、パートナーとなるために、インドと中国を支援することを望んでいる。そして欧米の「努力」にもかかわらず、全体的にそれは上手くいっている。

    イワノフ氏は、インドと中国はRIC(ロシア、インド、中国)あるいはBRICSのようなフォーマットの枠内で、さらに積極的な協力を開始しており、今年の夏にインドの加盟が認められると思われる上海協力機構の枠内でも、近いうちに関係を保つことができるだろう、との見方を示し、次のように語っている。

    「中国の習国家主席が、パレードの時に赤の広場の高官たちが座る来賓席と、この後で触れられる夜のコンサートで、プーチン大統領と快活に会話をしたのも喜ばしいことだった。中国とロシアの首脳には、話すテーマがある。8日、両首脳が出席する中、両国の経済協力に関する数件の協定に署名がなされた」。

    ロシアの有名なブロガーの1人は、ロシアと中国の間では平等な関係が築かれていると指摘した。ロシアは世界第2位の軍事力と、巨大な政治的影響力を持ち、世界で戦略的に最も重要な地域であるユーラシアの中心を管理し、膨大な炭化水素資源の埋蔵量と、軍事およびエネルギー分野で高度な技術を有している。中国は世界第1位の経済大国であり、成長の可能性をまだ十分に持っている。両国は良い同盟国だ。そこに米国の憤怒の叫びを恐れず、ナチス・ドイツとの戦いで最大の犠牲を被り、最も大きな貢献をした国民に敬意を払うためにモスクワを訪れた数十カ国やインドが加わった場合は特にそうだ。

    この他にモスクワやロシアの他の都市で5月9日に起こったことで、驚かせたものは何か?一つは、行進「不滅の連隊」だ。複数の情報によると、最大で150万人の人々が、大祖国戦争に参戦した自分の身内の写真を持って行進した。モスクワでこの行進を目にした国連のパン・ギムン事務総長は初め、反政府デモが始まったのかと思ったという。しかし事務総長は、プーチン大統領との会談で、「私はその後、それではなくて、反対にロシア政府を歓迎しているのが分かった。私は彼らが誇りをもってそれを行っているのを見た。彼らの顔が誇りに満ちているのを見た。人々は国連代表団が側を通り過ぎた時に、我々に手を振った。私たちはとても気分がよかった」と語った。なおプーチン大統領も、レニングラード(現サンクトペテルブルグ)近郊で勇敢に戦った自分の父親の写真を持って、自ら「不滅の連隊」に参加し、赤の広場を行進した。

    イワノフ氏は9日夜、戦時中の歌や戦後につくられた戦争の歌が奏でられたコンサートに足を運んだ。そこでイワノフ氏は、オリンピックの開会式に匹敵する規模の華やかなショーを見ただけでなく、ロシアのポップス界のスターたちが、古い歌を心を込めて歌っている姿を目にしたという。この真心と誠意は、行進「不滅の連隊」でも感じられた。5月9日にモスクワやロシアのその他の都市で行われた記念行事は、人々にとって、見せつけのための半官的なイベントではなく、真の祝賀となり、その参加者たちは多かれ少なかれ、全てを感じようとした。

    ロシア人は再び、自分たちの国を誇りに思い始めている。それは70年前に、当時世界で最も恐ろしい悪だったナチスに勝ったからだけではなく、必要があるならば、もう一度ナチスと戦う用意があるからだ。イワノフ氏は、5月9日のパレードは、もし再び戦う必要があるならば、他の国もロシアに協力することを示したと述べている。

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    露中関係, 中国, ロシア
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