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    ウィキリークス 米国とEUのパートナーシップに反対

    ウィキリークス 米国とEUのパートナーシップに反対

    © AP Photo/ Patrick Semansky, File
    政治
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    内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ氏は、米国と欧州連合(EU)との間で協議が進められている環大西洋貿易投資協定(TTIP)の詳細が分かる文書に対し、11万ドル(約1380万円)の懸賞金を出すと表明した。アサンジ氏が、この文書に関心を持つのは、よく分かる。なぜならこの「環大西洋パートナーシップ」は、欧州にとって真の意味で所謂「カバラ(完全な従属を強いる証文)」になる可能性があるからだ。現在すでに、政治家の中には、EUは米国政府の支社のようなものだという人もいる。

    公式的には米国とEUは「協定は、両者の間に巨大な自由貿易ゾーンを作り出すためのもので、市場の開放とあらゆる関税の撤廃が、その目的だ」としている。米国側は「欧州のGDP(国内総生産)は毎年0,7%,増大し、米国のGDPも毎年0,3-0,4%増える」と約束している。一見すると、これは御伽噺のようなもので、素晴らしい配当だと思われるが、アサンジ氏は、この協定に関するいくつかの資料をすでに公表しており、それを見れば実際には、この協定が経済的政治的な陰謀であり、そこから利益を得るのは米国だけだということが分かる。

    環大西洋パートナーシップ協定は、中国とBRICSに対抗するものとして作られつつある。米国は、欧州に対する自国からのものでない輸出や投資の息の根を計画的に念入りにしめてゆくだろう。それ以外に欧州諸国に、現在EUで禁止されている遺伝子組み換え食品を押し付け、欧州の農家の崩壊が始まるだろう。

    さらに米国はシェール・オイルの採掘を宣伝し、水圧によりプレートを破壊する採掘技術を売り込むだろう。人口が密集している欧州で、そんな後方を用いれば、どのような結果になるのかは、分かっていない。そして米国は、自国の企業を、起こりうる訴えから守るために、米国政府は、EUでは告訴できないようにし、米国でのみ検討するように求めている。

    環太平洋貿易投資協定(TTIP)の中には、さらにどういった好奇心をそそる詳細が隠されているのか、今のところ明らかではない。しかしジュリアン・アサンジ氏は、そうした事実を白日の下にさらすよう提案している。なぜなら、欧州の一般市民にとって必要なことが、彼らのリーダー達の利益と完全に一致しないことがあるからだ。もちろんホワイトハウスが、EUの指導者達に、彼らの利益について尋ねているといった事実もない。

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    ウィキリークス, 欧州連合, 米国
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