露上院議長のNY行き、ビザが原因で成立せず

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ロシア上院のマトヴィエンコ議長はニューヨークで開催の列国議会同盟の会議への招待状を受領後、26日、長期の沈滞を経てようやく米国ビザを取得した。ところが、ロシア外務省によれば、ビザに書かれた制限要項によってマトヴィエンコ議長の米国行きは不可能になってしまった。ロシア上院は、マトヴィエンコ議長に同行するはずだった代表団の他の議員も米国へは行かないことを明らかにしている。

米国はマトヴィエンコ議長を制裁リストに加えていることから、入国は禁止され、資本や私有財産も封鎖されることになる。

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ロシア外務省の声明では、米国ビザには一連の「容認しがたい」制限が含まれている。時にこのビザでは列国議会連盟のラインでの会合や行事には参加できない。外務省の声明には「こうした条件下でのマトヴィエンコ議長を団長とするロシア議員団のニューヨーク訪問は不可能」と書かれている。

ロシア外務省は、米国はマトヴィエンコ氏に不完全なビザを交付することで国際法に違反しており、米国政権の行為は多方面が参加するフォーラムを組織する国の義務に真っ向から矛盾するという内容の声明を表した。

「民主主義と言論の自由を世界で第1に擁護する者かのように自らをポジショニングする米国の行為は事実上、米国の政治的構造や優先順位とは異なるアプローチを申し述べる可能性を封じている。」

このほかロシア外務省は米国が国際的な行事を自国内で行なう道徳上の権利に対し、疑問を呈した。

「これほど遠慮もなく国際問題における見解の多元主義を奪おうとし、自らが組織したものでもないこんな最重要な行事に、誰は参加でき、誰は参加できないと不躾にも決める国がほかにあろうか?この先、自国内でこうした行事を行いたいと挙手するモラル上の権利はこの国にはあるのだろうか?こうした疑問を禁じえない。」

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