英国労働党党首、NATOを敵にまわし、プーチン氏の味方に

© AP Photo / Alastair Grant英国労働党党首、NATOを敵にまわし、プーチン氏の見方に
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英テレグラフ紙に掲載されたディビッド・ブレル氏による記事によれば、イギリス労働党のジェレミー・コービン党首は国内で初めてイギリスのNATO脱退に是を唱えた。

コービン党首はさらに、一方的に核軍縮を行なうことにも賛成している。ブレル氏はこれについて、「もしこんなことになれば、NATOは危機的に弱体するか、崩壊し、欧州におけるパワーの配置も世界第1の核軍備を誇るロシアの都合のいいように変えてしまうだろう」との見解を表している。

ブレル氏はコービン氏は外交政策で欧州をロシアの軌道に組み込もうとしているものの、これにはコンセンサスが得られるはずがないと付け加えている。テレグラフ紙の共同執筆者、ダグラス・カースエル氏はコービン党首率いる英国労働党も欧州統合構想に異議を唱えるだろうと見解を表している。カースエル氏は「コービン政権発足とユーロ下落が一致し、左翼の支持者の多くがEUはインターナショナリズムの構想を象徴するのではなく、コーポラティブな詐欺にすぎないとの認識を持ち始めた」と強調する。

同じ記事のもう1人の共同執筆者、リチャード・スペンサー氏はおそらくコービン氏はシリア空爆を支持しない構想について党内で反対を食らうだろうと予想している。コービン氏は以前、英国軍は国外でふさわしい役割を演じていないと語っていたが、これに対し多くの労働党議員はリベラルな調停、仲介のイデオロギーを支持しており、この点でコービン氏とは意見が対立している。

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