南オセチア ロシア編入に関する国民投票実施の意向

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南オセチア共和国のレオニード・チビロフ大統領は、ロシア連邦への同共和国の編入に関する国民投票実施のイニシアチブを取る考えだ。共和国大統領報道部が伝えた。

チビロフ大統領は、首都ツヒンヴァリで、ロシアのウラジスラフ・スルコフ大統領補佐官と会談した際「ロシアへの再統合は、南オセチア国民の昔からの夢だ」と述べ、次のように指摘した―
「現在の政治的現実は、我々が、自らの歴史的選択を行い、兄弟的ロシアに再統合し、我が共和国、そしてわが民族の安全と繁栄を長きにわたり保障する事を求めている。

国民投票の結果実現に向けた措置の全ては、ロシア側との合意に従ってのみ行われる。

私は、投票で肯定的な答えが出る事を疑っていない。それによって、我が国民は団結し、社会におけるあらゆる肯定的プロセスの刷新と活性化が可能になるだろう。」

2008年8月、グルジア軍は、南オセチア共和国に侵攻し、首都ツヒンヴァリの一部を破壊した。ロシアは、その多くがロシア国籍を持つ、この国の人々を守るため、軍の部隊を投入し、グルジア軍を撤退させた。その後ロシアは、南オセチアの経済復興のため援助を行っている。なお、やはり以前グルジアに属する時事共和国であったアプハジアも、ロシアの援助を受けている。2008年8月の所謂「五日間戦争」の後、ロシアは、南オセチア及びアプハジア両共和国の主権と独立を承認した。

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