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    エルドアン氏が、ISの石油をトルコが購入している証拠を出すよう求めないほうがいい、その理由

    エルドアン氏が、ISの石油をトルコが購入している証拠を出すよう求めないほうがいい、その理由

    © REUTERS/ Christian Hartmann
    政治
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    トルコのエルドアン大統領はトルコが「IS(イスラム国)」から石油を購入している事実が証明された場合、退陣する用意があると宣言。

    ラジオ「スプートニク」はトルコがISから石油を買い付けている疑いを裏付ける事実を列挙する。

    衛星写真

    トルコでのG20サミットの段階ですでにプーチン大統領は世界の指導者らに対し、ISの掌握した地域からトルコに石油を運ぶ車列が写された写真を公開していた。プーチン大統領は「これは実際に石油を運んでいるパイプに見える。これは空から見たものだが、車列はどこに向かっているか? 車列は昼も夜もトルコへと向かっている。」

    英ガーディアン紙の捜査

    英ガーディアン紙の調べによれば、2012年からアサド体制転覆のためにシリアに向かうジハード主義者らはトルコをトランジット地点として使っていたことから、欧州の外交官らはトルコ政権がイスラム急進主義者らに好意を持っているという帰結に達さざるをえなかった。ガーディアン紙によればトルコ人ビジネスマンらはISからの密輸石油の「豪華な取引」を行い、テロリストの「国庫」に毎週少なくとも1000万ドルをもたらしていた。

    トルコはロシアのSu24に攻撃

    ロシアの爆撃機が撃墜されたのは、ロシアがシリアからトルコをはじめとする複数の国に運ばれていた密輸石油のインフラに爆撃を開始した数日後だった。ラヴロフ外相は「もちろん、これは単なる偶然の一致ではない。その後、隣国トルコは、手柔らかにいってもあまりにも過度に神経質な態度をとり始めたからだ」と語っている。

    トルコの反体制派

    野党の民族民主主義党のイドゥリス・バルケン副代表は、トルコ空軍によるロシア軍機攻撃は前もって計画されたものであり、シリアにおけるロシア航空宇宙隊の対テロ作戦に介入を望むエルドアン氏の希望が呼んだものと明言。

    トルコ野党の党員、メフメト・アリ・エディボグル氏も「ISは石油輸出で年間8億ドルを稼ぎ、これを兵器の購入にあてていた」と語っている。

    トルコでジャーナリスト、軍人が逮捕

    トルコ政権は、トルコの新聞「クムフリエット(Cumhuriyet、共和国の意味)」の編集長ジャン・ジュンダル氏および特派員エルデム・ギュル氏を逮捕。理由は新聞がトルコ政権がISテロリストらに武器を供給していた事実を暴露したからだった。

    その後、トルコ政権は3人の軍部高官を訴えた。起訴されたイブラギム・アイドゥン将軍、ブルハネッチン・ジハンギログル元陸軍大佐、ハムズ・ジェレポフル将軍の3人は2014年1月、武器を積んだトラックを拘束していた。

    親類縁故関係

    シリア外務省は、ロシアのSu24に対するトルコのF16の攻撃は全世界に対し、トルコの大統領はテロリストを幇助している事実を証明したと明言し、米国に対してエルドアン氏の息子のビリャル氏がISの石油密輸に関与しているという情報を調べるよう助言した。

    ロシアのペスコフ大統領報道官も、ロシアはエルドアン氏の息子が石油ビジネスに関与しているという情報を掴んでいると明言している

    武装戦闘員との関係

    入手されたビデオではテロ組織「灰色のオオカミ」の頭領の1人、トルコ人のアリパスラン・チェリク(トルコのある都市の元市長の息子)がロシアのSu24のパイロットの1人の殺害に自分も加わったと豪語している。民主トルコ党のアイハン・ビリゲン広報官によれば、「灰色のオオカミ」は民族主義者行動党の下で暴力行動に手を染める手先として行動しており、その民族主義者行動党はエルドアン体制を支援している。

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    石油, トルコ
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    • まっ、そうなるとトルコの米軍基地の使用に関してアメリカとの裏取引もあったのかもね
      今までタンクローリーが標的になってないことが、確実な事実ならば

      その前からそうだったのかもしれないが
      しかし、それにしても表ではISへの攻撃を喧伝しておきながら、裏ではIS維持の密約を結ぶというのは矛盾しているように思えるが?
      アメリカの態度がやや消極的なのに不思議さはある・・・?
      しかし、アメリカが知ってることはイギリスも大体知ってるな
      それでフランスはハブられるかも知れんが、そうでなかったら大した偽善だ(笑)
      いずれにしろ目的・意図が不明瞭というか分散していると言うべきか
      イラクの経験からアサドが狙いなのはわかるが、ややチグハグな対応といえるな。消極性の理由はこれか
      となるとトルコはアメリカの完全な共犯者ではなくギブアンドテイクな関係というべきか
      ということはケリーが睨みつけていたのはロシア外相ではなくトルコ外相のほうか
      トルコとアメリカの目的は似ているようで異なるように思えるが?
      トルコがクルドを爆撃しているという話しが事実なら
      それが確かなら、ロシアはトルコの真意を掴むべきでは?
      トルコの目的はアサド政権の打倒というよりは、領土の切り分けと新たな主権の設立だと思う。
      つまり、シリア分割統治
      つまり、その点で齟齬が生じなければトルコと組む価値はある
      一つにトルコ現政権の欧米に対する優位性も現在の状況にあると思われるし、そのことはトルコもわかっているはず

      EUのアプローチはさしづめトルコを引き寄せるための外交戦といった様相だな
      難民の発生はロシアにとって有利な分、トルコとロシアの共通利益の破壊を含んでいるというわけか。それだけ難民は恐るべき存在というわけだ。すでにドイツに累計150万はぶっこんだだろうから
      メルケルの必死そうな顔を拝ませていただけたのはアレだが
      そちらのほうはトルコの出方を待つかな

      ところで、「タンクローリーは爆破しないで」って話はロシアには来なかったの?トルコがタンクローリーを守りたがっているなら、当然ロシアに話が来て然るべきだが?まぁ、その話を持ちかければトルコはアメリカとロシアとの二重密約を結ぶことにでもなるのだろうが
      やるならパリで話をしても聞かれてしまうだろうから、信用のある第三国ででもするのだろうがね
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      catss4
      まだ残っているまともなジャーナリストは、最初から
      トルコの嘘を書いています。

      なぜ、証拠を出して などといえるのか。
      マスコミが、すべて、 味方になるという自信が
      あるということなのか?
    • トルコとしてはこの件で騒がれたくはないだろうが
      少し頭の利く人間なら疑いは持つはずだ
      アメリカにもな

      時期を見てトルコと一度話し合ってみたらどうです?
      証拠があるなら、証拠のほんの一部を提示して
      トルコの腹を割らせてみたら

      二国間で取引が可能ならばね。(脅迫してはいけんよ)
    • avatar
      junobejp
      パラシュートで脱出した無防備なパイロットを射殺したCIAと関係の深いトルコ人「灰色の狼」司令官。「灰色の狼」はCIAとNATOが作り出したテロリスト。タイがアメリカの傀儡・売国政治ネットワークを根絶しようとした時にバンコク爆破テロを起こしたテロリストも「灰色の狼」でしたね。
    • 長々と時間をかければシリア政府軍の兵力も問題になってくるわけだから、トルコに最後のチャンスあげたらどうです?
    • avatar
      catss4
      アメリカが主導した国々がISに対すると称してシリア領空を繰り返し民間人を殺すだけで、ISはダメージを受けてこなかった。アメリカが「穏健派」に提供した武器、弾薬、小型トラックなどがISへ流れている。

       その象徴がトヨタ製の真新しい小型トラック「ハイラックス」。ISの戦闘員がパレードに使ったその小型トラックはアメリカの国務省がシリアの反政府勢力へ提供した43台の一部だという。そのせいではないだろうが、パレードをアメリカ軍は攻撃しなかった。
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