03:56 2019年10月20日
モンテネグロ、NATO加盟の是非など国民に尋ねる気がない

モンテネグロ、NATO加盟の是非など国民に尋ねる気がない

© REUTERS / Stevo Vasiljevic
政治
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モンテネグロのジュカノヴィチ首相はNATO加盟の決定は議会が行い、加盟の是非を問う国民投票は一切不必要とする声明を表した。

首相のこの声明に野党からは怒号が飛んでおり、戦略的事項に関する決定を行なわねばならないのは市民に限られるとの見方が表されている。

セルビア野党の「新セルビア民主主義」党のアンドリヤ・マンディチ党首は、モンテネグロの首相の声明は自身の政治的な無責任を確証付ける受けで重要との見方を示した。マンディチ氏は、「スプートニク」セルビアからのインタビューの答え、ジュカノヴィチ首相はこうすることでモンテネグロを新たな紛争の方向へと追い立てているとして次のように語っている。

「モンテネグロに善を希望する者はこの国をNATOのほうに追いやったりはしない。なぜならこれはモンテネグロのためではなく、この国の外の人間たちの益のためだからだ。NATO加盟28カ国がモンテネグロにはっきりとしたシグナルを送っている。彼らの狙いは、NATO圏にまだ属していない地中海沿岸から200キロの北部がNATOの一部になることだ。ところがこれに手を貸さねばならないのはNATOに加盟する地元のエージェントになる。」

マンディチ党首は西側諸国の手にはモンテネグロの専属職員の犯罪歴を記したファイルが握られており、西側は自分らの目的遂行のためにモンテネグロ内のこうした人間らをゆすっているのだという。

NATO加盟を支持する政治家らは国民投票は不必要とさえ見なしている。

「変革への動き」党も同じくNATO加盟を支持している。だが「変革への動き」党のコチャ・パヴロヴィチ副代表は、「スプートニク」からのインタビューに対し、この問題は国民投票に掛ける必要があるとの見方を示し、次のように語っている。

「ジュカノヴィチ首相は国民投票は政権の弱さを示すものだと騒ぎ立てているが、首相は実際、いかなる形のデモクラシーも、特に直接的な形のものは政治エリートが成熟していないことを示す証拠と受け止めてしまうバルカン半島の専制君主であることを見せ付けている。」

モンテネグロで行なわれた世論調査では国民の大多数がNATO加盟に反対している。

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NATO, モンテネグロ
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