皆目不明、ロシア軍機撃墜状況の調整役をなぜNATOが?

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ロシア外務省は、ロシア航空宇宙軍のSU-34機によるトルコの領空侵犯があたかもあったとされる状況に対して、NATOがその調整を買って出たことについて、根拠不明とする声明を表した。

ロシア外務省全欧協力課のアンドレイ・ケリン課長はリアノーボスチ通信からのインタビューに対し、次のように語っている。

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「ロシアについてNATOに宛てた発表を聞かされるのはすごくおかしな話だと思う。なぜならNATOの領空という概念は存在しないからだ。存在するのは各国ごとの主権の及ぶ領空だけだ。昨秋にトルコの代表らはこれは(「領空侵犯」を指す)NATOの問題ではなく、極めて二国間関係に限定された問題であり、こうした事件が起きたとしても、双方の規定のなかで調整されねばならないと語っていた。」

「この役割(あったとされる領空侵犯に絡んだ情勢の調整役を指す)をNATOが負った根拠は私には全く見えない。」

2015年11月24日、ロシア機スホイ24が、シリアで墜落した。ロシアのプーチン大統領は、ロシア機について、シリア上空でトルコのF-16戦闘機の「空対空」型ミサイルによって撃墜され、トルコとの国境から4キロのシリアで墜落したと発表した。プーチン大統領は、テロリストの共犯者たちによる「裏切り行為だ」と指摘した。

ロシア国防省の声明によると、パイロット1人は脱出して降りる最中に地上から攻撃されて死亡、またパイロットの救助作業を行っていたヘリコプター「ミル8」も攻撃され、作業に参加してした海兵隊員1人が死亡した。

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