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    ウクライナのヤツェニューク首相

    ヤツェニューク前首相の記憶に残る失敗トップ5

    © AP Photo / Andrew Harnik
    政治
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    ウクライナ危機 (343)
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    アルセーニー・ヤツェニューク氏がウクライナの首相としてロシアとの間に壁を築き、第二次世界大戦の歴史を書き換えることを試みた。スプートニクの記事から、ヤツェニューク氏の最も印象的な声明と行動 を拾った。

    1、ウクライナ万里の長城

    2015年5月ヤツェニューク氏はロシアとの「本当の境界線」の建設の開始を発表した。プロジェクトは「壁」と呼ばれた。完成は2018 年の予定だったが明らかに叶わなそうだ。お金が足りない。

    2、国会における乱闘と花

    2015 年12月、ウクライナ首相の演説は乱闘なしでは済まされなかった。議事堂のビデオカメラにヤツェニューク首相が黒のリボンつきの花束を贈られ、足を前にして議事堂から搬出されかかる様子が映された。一般に、「足を前にして」運び出されるのは遺体である。

    ポロシェンコ大統領会派のオレグ・バルナ議員の抑制のきかない行動による珍事。質問への回答を続けさせるよう求めた首相は乱闘について、「馬鹿の多いことだ」と述べた。

    3、ソ連はウクライナとドイツを攻撃した:ヤツェニュークの歴史講義

    2015 年1月、ウクライナのヤツェニューク首相はARDテレビのインタビューで、ロシアはいま第二次世界大戦の結果を書き換えようとしている、と述べた。ウクライナ首相は次のように語った

    「ウクライナにおけるロシアの侵略行為は世界秩序、欧州秩序に対する攻撃である。ソ連によるドイツ、ウクライナ侵略は記憶に新しい。同じことを繰り返させてはならない。第二次世界大戦の結果を書き換える権利など誰にも無い。ロシア大統領プーチンがしようとしていることは、まさにこの書き換えということである」。

    ロシア外務省はドイツに対しこのウクライナ首相発言への公式な立場を表明するよう求めた。この発言を、ウクライナにおける民族主義的哲学の高揚の証左と評価した。首相発言は第二次世界大戦の犠牲者に対する倫理的な犯罪であり、このような暴言に西側がなぜリアクションを取らないのか理解に苦しむ、ウクライナ民族主義派はリベンジを目論んでいるのだ。

    4、「おしゃべり」対「泥棒」:サアカシヴィリ対ヤツェニューク

    2015年の終わりにとヤツェニューク氏とオデッサ州知事に招待されたサアカシヴィリ氏の関係は損なわれた。後者は定期的に汚職や無能、改革意欲なしとして首相を非難。 ヤツェニューク氏は事を荒立てないようにした。

    2015年12月、国民改革評議会の会議中で内務省のアヴァコフ大臣とオデッサのサアカシヴィリ知事の間で言い争いが発生。二人は互いを泥棒とののしりあい、卑猥な表現を使った挙句、アヴァコフ大臣はサアカシヴィリ知事に水の入ったコップを投げつけた

    内務省大臣側に立ったヤツェニューク氏は猥褻な言葉でサアカシヴィリ氏の性格をこきおろした。 「お前はおしゃべりだ!私たちは仕事を行わせるためにお前を国に招いたのだ。政治的詐欺に従事させるためではない。おしゃべり!」 ヤツェニューク氏はこのように述べ、 サアカシヴィリ氏に「ウクライナから出ていけ」と叫んだ。

    この「熱戦」にはポロシェンコ大統領もお手上げだったようで、止めもせず、手で顔を覆っていた。

    5、「Facebookに移行せよ、味方を助けろ!」

    2015年10月ヤツェニューク氏はウクライナ学生にロシアのソーシャルネットワーク「VKontakte」を使用することをやめFacebookに移るよう勧めた。首相の論拠が興味深い。「創始者のマーク・ザッカーバーグがオデッサの家族の出だというだけで十分だ。味方を助けなければ」という。

    不名誉な終わり:辞任を余儀なく

    一般市民も信頼度が記録的な水準に減少しており、議員らは最後の2ヶ月間、ほとんど公に、誰を首相にすべきかを議論しており、西側のパートナーらは政治危機の迅速な克服の必要性を主張しており、すべての人がウクライナの首相の辞任を主張している感じがする。

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