ロシア政治家:シリアの「ロシア人を殺せ」との呼びかけは米国政策の二重性を証明

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CIAのマイケル・モレル元副長官がシリアでロシア人とイラン人を殺すよう呼びかけた。このような声明を行ったのはCBSテレビの放送中だ。テレビ局サイトで報じられた。

ロシア爆撃機、シリアのダーイシュ施設を爆撃 - Sputnik 日本
ロシア爆撃機、シリアのダーイシュ施設を爆撃
イラン人とロシア人は「清算する」必要があるとモレル元副長官は考えており、次のように述べた。

「我われがイラクにいたとき、イラン人は米軍兵士を殺していたシーア派軍に武器を与えていた」

「我われはシリアでイラン人に清算させなければならない。われわれはロシア人にも清算させなければならない」

モレル元副長官によるシリアにいるロシア人を殺せとの呼びかけはテロ援助だーロシア、イラン政治家ロシア議会下院安全保障汚職防止委員会のイリーナ・ヤロヴァヤ委員長は次のように述べた。

「モレルCIA元副長官は、テロについての不透明な声明の下に隠されたテロリストへの寛容な態度という、米国のテロとの戦いの二重性を証明しただけではない。氏は米国の破壊的な計画実現のための、テロリストに成りすました米軍の隠された殺人の可能性というおぞましい告白をしたのだ」

国際問題と中東諸国を専門とするイランの政治学者Sabbah Zahganeh氏はこの問題に対し次のように述べた。

「この人物はただ単に外交も国際政治も理解せず、基礎的な地理的知識すら有していない。彼は、イラク、イラン、シリアから数千km離れた国に住んでいることを理解していない。そして今日、いったいどのような権利で彼の米国政府がイラクとシリアの問題に介入するというのか?」

下院安全保障委員会のドミトリー・ゴロフツォフ副委員長は、モレル氏をこのような過激な発言を行った容疑で起訴するよう呼びかけ、次のように述べた。

「これは殺害教唆だ。これはテロ声明そのもので、人を殺す呼びかけに関する過激な声明だ。対象がロシア人だろうがロシア人でなかろうが、重要ではない。しかしこれは、虐殺への呼びかけだ。これは本質的にファシズムのイデオロギーに似ている。このようなことを述べる人は上記の罪で起訴しないといけない」

ヤロヴァヤ委員長は次のように断言した。

「米国務省はこの件について明確に答える必要がある。さもなければ、モレル副長官はCIAのアクションプランとして「トップシークレット」印の押された書類に書いてあることを口走ったのだと考える根拠になる」

先に伝えられたところによると、軍中央司令部の代表らは、テログループ「ダーイシュ」に関する諜報データを、米国と彼らとの戦いを「より有利にする」ため、書き換えていた

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