中国　日本に「火遊び」をしないよう呼びかける

中国は２９日、南シナ海の係争海域で日本が米国と共同で警備を行なう可能性を示唆したのを受け、日本に「火遊び」をしないよう呼びかけた。ＡＦＰ通信が報じた。

ＡＦＰによると、中国国務省のヤン報道官は定例記者会見で、「日本が、中国の統治する海域で共同哨戒活動や合同演習を行いたいというのであれば、それは火遊びをしているようなものであり、中国軍は黙認しない」と述べた。

日本の安倍首相は数ヶ月にわたり、南シナ海問題をめぐる国際仲裁裁判所の判決の受け入れを拒否している中国を批判した。

ハーグの国際裁判所は２０１６年７月、南シナ海の領有権をめぐり、中国に歴史的権利はないとする判決を言い渡した。