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    米『The Nation』誌:米国を害するのはロシアではなく、ロシア恐怖症

    米『The Nation』誌:米国を害するのはロシアではなく、ロシア恐怖症

    © AFP 2017/ Brendan Smialowski
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    米国の前に立つ脅威について語る人は真実から程遠くないところにいる。ただ、その脅威はロシアからの危機という神話ではなく、愛国心の後ろに隠れているロシア恐怖症がもたらす、全く現実的な脅威だ。米国の週刊誌『The Nation』でコラムニスト、パトリック・ローレンス氏がそのような見解を示した。

    キューバ危機が勃発した1960年代以来最も強いものとなっている「ロシア恐怖症のけいれん」が米国社会を覆っている。ジョン・マケイン上院議員のような有名なロシア嫌いは、反露ムードの妥当性に疑問を呈した全ての嘘つきを癖でつい記録している。また、ニューヨーク・タイムズ紙のようなプレスは冷戦の最悪の時代のように、政府の立ち位置から1歩たりとも離れない。

    ロシアに対する何の裏付けもない非難と、偽情報による撹乱というありきたりな方法の常日頃の繰り返しによる歴史への圧力は、不適切で歪んだ世界認識を導く。また、迷妄は何らいいことを導かないと、ローレンス氏は強調する。

    さらに、ロシア恐怖症が米国政治を支配していることは、世界からの強まりつつある米国の孤立を加速させる危険があるとローレンス氏は指摘。ブッシュJr政権時代から取られている「我々とともにいないものは、われわれに反対している」とのモットーを掲げた政策の継続は、国際舞台で支持を失うのはロシアではなく、米国自身になる、という事態を導く。

    現代のロシア恐怖症噴出は、マッカーシズムと「魔女狩り」があった冷戦時代の遺産にすぎない。まさにそのために、米国は過去を乗り越え、「ロシアの侵攻」という妖怪との不毛な闘いを後にする必要があるとローレンス氏は結論付ける。

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