コミーＦＢＩ長官解雇　トランプ氏の背中を押した決め手は？

トランプ米大統領による米連邦捜査局（ＦＢＩ）のコミー長官解任は、コミー氏が上院で読み上げる声明を事前に大統領の側近らに開示することを拒否したことが決定打となって生じた。ロイター通信がホワイトハウス内の消息筋からの情報として報じた。

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トランプ大統領、セッションズ司法長官、ローゼンスタイン副長官は、ヒラリー・クリントン元米国務長官が職務で個人メールを使用した件についてコミー氏が上院の公聴会で読み上げる内容に事前に目を通そうとしたが、コミー氏が原稿を渡すことを拒否したため、３人はこれを従属関係に違反する行為と捉えた。コミー長官の拒絶は一種の起爆剤となり、今回の解雇へとつながった。

ＣＮＮテレビの消息筋は、コミー氏は米大統領に対する忠誠を一度も誓おうとしなかったこと、トランプ選挙本部とロシアの関係が取りざたされる件で調査を早めていたことを理由に解雇されたと指摘している。