北朝鮮、現時点では米と対話の意思ない　核・ミサイル完成を優先

キム・イン・リョン国連朝鮮民主主義人民共和国政府代表部次席代表は１６日、米ＣＮＮテレビに対し、現時点で米国と対話する意思はないと語り、地上での核実験か米領グアムを射程に入れる大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）発射を近く実施する可能性があり、核とミサイルの開発を優先させる方針を述べた。共同通信が報じた。

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キム氏はＣＮＮに「米国との対話に入る前に、われわれは米国の軍事侵攻に対抗するだけの信頼できる防衛・攻撃能力を保有しているという明確なメッセージを米側に送りたいと考えている」と述べ、現時点では対話よりも核・ミサイル開発を優先させる考えを示した。この目標を達成するには、地上での核実験と、グアムとそれ以上の距離を射程に入れるＩＣＢＭ発射実験の２ステップを実施する必要があると説明した。

北朝鮮当局者は核実験とＩＣＢＭ発射に関し、米韓共同訓練の期間中か、１１月上旬に予定されるトランプ米大統領のアジア歴訪に合わせて実施する可能性もあると警告した。

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