「スクリパリ事件」EU、協議のため駐ロシア大使を召還

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欧州連合(EU)の各国首脳は英ソールズベリーでロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんが毒物による襲撃事件を受け、在モスクワ大使マルクス・エデレル氏を協議のために召還することに合意した。ロイター通信が消息筋の話として伝えた。

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22日にブリュッセルで開催されたEU首脳会議後、スウェーデンのステファン・ロベーン首相が発表したところによると、各国首脳が在モスクワ大使を召還することを決めた。

ロイター通信によると、首脳らは共同声明で、ロシアが事件を起こした可能性が極めて高くそれ以外に妥当な説明はないとする英政府の調査結果にEUとして同意したと表明した。

先ほど、「ロシアは英国でロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐が毒物による襲撃を受けた事件にまったく関与していない。そのような冒険はロシアにとって容認できるものではなく、損である」、ロシア外務省不拡散・軍備管理局のウラジミール・エルマコフ局長が述べた。

3月4日、英南西部ソールズベリーでスクリパリ氏と娘のユリアさんが何らかの物質の中毒により重体の状態で病院に搬送された。なおロシアでスクリパリ氏はスパイ行為で有罪判決を受けている。英国は襲撃事件にはロシアが関与していると主張しているが、未だにその証拠が提示されていない。

同事件に関連し、英国のメイ首相はロシア外交官23人の1週間以内の国外追放や、ハイレベルでの2国間コンタクトの凍結などを含むロシアに対する一連の措置を発表した。

これを受けてロシア外務省は英国大使館職員23人の国外退去処分、また在サンクトペテルブルク英総領事館の閉鎖や、その地位の曖昧さに関連して英国の機関「ブリティッシュ・カウンシル」の活動停止を通告した。

ロシアは同事件への関与を断じて否定し、英国の非難を証拠のない挑発だと指摘している。

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