ポンペオ米長官 ベネズエラ駐在外交官の安全を約束

CC BY-SA 2.0 / Gage Skidmore / Mike Pompeoポンペオ米国務長官(アーカイブ写真)
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ポンペオ米国務長官はベネズエラ駐在の米国人外交官らの身の安全を図るために武力を行使する可能性についての言及を避けた。

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ベネズエラのマドゥロ大統領はこれより前、米国との外交断絶を表明し、米国人外交官らに対し、72時間以内に国外に出るよう要請していた。これに対しポンペオ米国務長官はこの要請を認めることを拒否し、マドゥロ氏はこうした決定をとる全権を有していないと指摘した。

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ポンペオ長官は「ローラ・イングラハム・ショー」に出演した際に、「我々は万全の体制で地上で起きている状況を完全に認識しており、我々の市民の安全確保のためにできる限りを尽くす構えだ」と語っている。

「これからは我々は(フアン)グアイド新暫定大統領を認める。そしてまさにこの人物が米国に対して、我々の外交全権と共に(ベネズエラに)在るよう要請したのだ。そしてまさにこうした全権とともに我々はカラカスで、ベネズエラで米国の外交ミッションを続行する権利を有する。そして我々はこの権利を主張し続けていく。」

ベネズエラのグアイド国会議長は23日、自らをベネズエラの大統領代行と宣言。マドゥロ大統領による権力簒奪を停止させるため、全てのことを行うと明言したほか、軍による支持のもとで暫定大統領に就任する用意があるとも表明した。これに対しマドゥロ大統領は、グアイド議長が憲法違反の大統領であると述べ、国民に対し「最大限の動員」を呼びかけた。米国、ブラジル、チリ、パラグアイ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、カナダの各国政府が、グアイド議長への支持を表明している。

ベネズエラでは各地で政府に反対する行進が行われる一方で、マドゥロ大統領の支持者らのデモが展開されている。最新の報告では抗議行動での犠牲者の数は26人に達している。

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