米国の行動が世界のドルへの信頼を損ねている

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、カリン・クナイスル豪外相との交渉後にのぞんだ記者会見で、米国の制裁政策は否定的影響をひきおこし、ドル建ての国際経済システムにとっても悪い結果となるだろうと述べた。

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ラブロフ外相は、米国が各国に対して原材料やエネルギー資源、その他の商品をロシアからは購入せず、逆にそれらを米国から、はるかに高値で購入するよう要求している現状は世界貿易機関(WTO)の原則に違反していると指摘している。

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ラブロフ外相はまた、米国がロシアに対しベネズエラ産の石油の購入中止を求めていることを挙げ、この事実は完全に国際法に矛盾しており、主権国家に対する明らかな内政干渉と非難した。

ラブロフ外相は、悪い手本には伝染性があると指摘し、米国によってベネズエラの大統領の臨時代行権を認められたフアン・グアイド氏もベネズエラはキューバへの石油販売を中止すべきと表明した事実を挙げ、これは国際法を逸脱する行為と強調した。

ラブロフ外相は、国際法が前提とする競争について、WTOの規則に即し、経済的アプローチと提案にもとづく公正な競争であると指摘した上で、それに反して米国の固持する論理とは、限られた国々が自分の独占的利益を守ろうと考案し、他国に押しつけるようとするルールに即して世界はあるべきだというものだと結論付けた。

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