12:48 2019年07月23日

ウラジオストク中村総領事「ロシアへの窓、役割はより重要に」観光や農業分野に期待

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政治
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2018年に実施された日露交流年は、G20のため日本を訪問したプーチン大統領と安倍首相の列席のもと閉会セレモニーが行なわれ、惜しまれながら幕を閉じた。それに引き続き、両首脳は、日露間で「地域間交流年」を実施することで合意した。地域間交流において重要な役割を果たすのは、日本人にとって「ロシアへの窓」たるウラジオストクである。ウラジオストクの中村耕一郎総領事が、リア・ノーヴォスチ通信のナジェージダ・エゴロワ記者のインタビューに答えた。本稿ではその一部を和訳してご紹介する。

中村総領事は今年1月に赴任したばかり。ウラジオストクは経済的に発展しているだけではなく、文化面や食に恵まれており、ロシアと東洋の融合で様々な食が楽しめるウラジオストクでの生活を楽しんでいると明かした。

露日、地域間交流年の実施で一致
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ウラジオストク総領事館の管内では、カムチャッカやマガダンも含め、日露交流年の枠内で115もの文化行事が行なわれ、約14万人が参加した。このような規模で文化行事が行なわれたことはかつてなく、日露文化交流の発展ポテンシャルを見せつける出来事となった。つい先日も、ウラジオストクとナホトカで島根の石見神楽が披露された。石見神楽は、日本各地の神楽の中でも特にエンターテイメント性が強いことで知られている。豪華な衣装やダイナミックな舞に、ロシアの観客も大興奮だったという。

近年のロシア極東への日系企業の進出には目をみはるものがあり、マツダ・ソラーズや日揮と北斗によるリハビリテーションセンターといった既に成功をおさめているプロジェクトの他にも、東京農業大と極東連邦大の温室でのイチゴのテスト栽培など、アカデミック分野での協力も進んでいる。東北大が極東連邦大と共同で津波の研究を行なっているほか、東大・京大・大阪大といった大学とも研究プロジェクトが実現。最近、ロシア科学アカデミー極東支部を訪れた中村総領事は、その重要性をあらためて認識したという。

また、ウラジオストクでは、8項目の経済協力プランのひとつ「快適・清潔で、住みやすく、活動しやすい都市作り」に基づき、より住みよく魅力的なまちづくりのためのマスタープランがすでに日建設計によってコジェミャコ沿海地方知事に紹介されている。

中村総領事は、今後の展望のある分野のひとつとして観光分野を挙げる。「昨年、沿海地方を訪れた日本人は約2万人にのぼり、日本からの観光客の流れが増している傾向がみられます。ロシアの電子ビザ取得手続きにかかわるプロセスに、いくつかの点で修正が加えられると聞いているので、それらの変更により、、日本人がいっそうロシアを訪問することが容易になると信じたいです」と話し、日露両首脳が合意した、2023年には日露の旅行者の往来を合計で40万人もの規模にするという目標実現のため、両国が努力する必要があるという考えを示した。

ロシア語版のフルインタビューはこちらからどうぞ。

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文化, 観光, 露日関係, 日本, ロシア, ウラジオストク
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