ロシア 超音速技術を盗んだとの米国の主張を否定

© REUTERS / Joshua Robertsジョン・ボルトン氏
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米国の超音速兵器の技術をロシアが盗んだとする非難には根拠がなく、容認しがたく、特にロシアの開発者は米国に追いつくだけでなく、追い越こしているからだ、とロシアの議員らが語った。このように彼らは米国の国営放送『ヴォイス・オブ・アメリカ』のインタビューでの米国国家安全保障問題担当大統領補佐官ジョン・ボルトン氏の声明についてコメントした。

ボルトン補佐官は、セベロドビンスク近くの軍事訓練場での非常事態について触れながら、 ロシアが米国から技術を不正に盗んだと語った。8月8日、 液体燃料ジェットエンジンの実験で5人が犠牲となっている。

ボルトン補佐官は、「ロシアは、 核兵器の近代化と米国から多くの技術を盗んだ超音速ミサイルのた めの新しいタイプの運搬手段の開発など、 十分な防衛費を支出しており、 それらは米国から盗んだ多くの技術によるものだ」と述べた。

安全防衛保障に関する連邦会議委員会のメンバーであるフランツ・ クリンツェビッチ氏は、 ボルトン報道官の主張には根拠がないと述べた。

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クリンツェビッチ氏は、「どうやら、 米国国家安全保障問題担当大統領補佐官ジョン・ボルトン氏は、米国の核独占がソ連の存在そのものを脅かし、 米国の原子力の秘密を盗む事を余儀なくされた前世紀の40年代の 歴史にまだ悩まされている」と語った。

彼によると、ジュリアスとエセル・ローゼンバーグ( ソ連のスパイとして非難され、1953年に処刑された米国共産党 員)は平和を維持するために素晴らしい仕事をした。

クリンツェビッチ氏は、「今日、状況は根本的に異なる。 ロシアは新しい超音速兵器の開発において米国に遅れをとっていな い。ロシアにもこの分野で米国に技術を盗まれたという証拠は少な からず存在する」と強調した。

しかし、クリンツェビッチ氏は、 ロシアは互いに非難し合うよりも建設的な対話を行うことを好むと 強調した。

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