07:05 2019年12月12日
ダンフォード米統合参謀本部議長

「ロシアに対するNATOの軍事的優位は終わる」=米海兵隊大将

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政治
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スロベニアで開かれていた北大西洋条約機構(NATO)の戦略会議に出席した米統合参謀本部のジョセフ・F・ダンフォード海兵隊大将は17日、NATOがここ数年でロシアに対する軍事的優位を失うと発言した。

ダンフォード海兵隊大将によれば、「ロシアはライバルであり、再軍備を続けるロシアに対するNATOの優勢は阻止」されつつある。加えてダンフォード海兵隊大将は、米国防総省がこの点を認識し、今年5月の時点で新たな戦略を採用したと発言した。

また、NATOで進行中の計画を共有し、潜在力を強化するため、力を合わせている、とも語った。

米国は今年度の国防費に7160億ドルを確保し、前年比で3%ほど上昇した。国防費の増加について、米国側はロシアが中距離核戦力(INF)全廃条約に「違反」していることを理由に挙げている。

一方、ロシア側はこれまでINFを忠実に履行してきたとの主張を繰り返している。ラブロフ外相は条約に違反しているのは米国側であり、ロシアが違反しているという米国側の批判には根拠がないとしている。


INF全廃条約は1987年に旧ソ連と米国の間で締結されたもの。両国は、中・短距離範囲での地上基地の弾道および巡航ミサイルのすべての複合体の廃棄に義務を負っていた。

同条約の効力発行から30年が経過した2018年の10月、米国のトランプ大統領はロシア政府が条約に違反しているとして米国のINF全廃条約からの離脱を表明した。しかし、米国からはそのような事実を証明するものは提示されなかった。

2019年、こうした米国の行動に対しロシアは、INF全廃条約の履行義務を停止した。

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