米国は外交上の義務を怠った=国連事務総長法律顧問

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国連のミゲル・デ・セルパ・ソアレス事務総長法律顧問は国連本部設置国との調整会議に出席し、米国がロシアを含む、複数の国の外交代表部に入国ビザを発給せず、開催国としての責務を怠ったと批判した。ロシアのゲンナージー・クズミン国連副代表が記者団に明らかにした。

ソアレス事務総長法律顧問は発言の中で、開催国である米国が国連総会参加国にビザを発給せず、入国させなかったことにより、開催国としての責務を怠ったと発言した。ロシア側は、事務総長法律顧問の発言を広く公表するよう求めている。

米国は9月末にニューヨークで開催された国連総会に参加するロシア代表団のうち、18人に対してビザを発給しなかった。それに伴い、軍縮や国際安全保障を扱う第1委員会や国際法規の整備や国際法の法典化を扱う第6委員会の会議に一部の関係者が出席できない事態となった。そこでロシアのドミートリー・ポリャンスキー国連次席大使は米国のビザ対応によるトラブルを回避するため、第1委員会の開催場所をニューヨークからウィーン、またはジュネーヴに移転させることを提案している。

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