これより前、トルコのエルドアン大統領は米国が自国へ発動した制裁に対する報復措置として、トルコはインジルリクおよびキュレジクにある米空軍基地 についてその閉鎖を検討する可能性を示唆していた。
「我々はトルコにおける米軍の地位を米国のNATO同盟国であり、戦略的パートナー国であるトルコの国防を助ける数々の義務活動の象徴ととらえている。米国防総省は関係維持のための尽力を尽くしつつ、同時にS-400、シリア問題他、意見の相違のある観点でトルコをより建設的政策へ向かうよう促している。」米国防総省の消息筋はスプートニクに対してこう語った。
米国防総省の消息筋はアフガニスタン、コソボ、イラクにおけるトルコの役割を指摘した。トルコ南部アダナ県インジルリクの航空基地は米空軍によって使用されている。米空軍は、トルコ南東部マラチヤ県のキュレジク近郊にあるレーダー基地でミサイル攻撃の早期発見作業を行っている。この作業は欧州のNATOミサイル防衛システムの一部分を成す。