27日にウィーンで露米の関係閣僚会議 宇宙開発政策を協議

© 写真 : NASA/Tim Kopra

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ロシアが宇宙空間で対衛星兵器の実験を行ったとする報道を受けて、ロシアと米国の関係閣僚は7月27日にウィーンで会談を実施し、両国の宇宙開発政策の方針について確認を行う。米国務省で国際安全と核不拡散を担当するクリストファー・フォード次官補が24日の電話記者会見で明らかにした。

会見の中でフォード次官補はこの会見により宇宙空間における安定と安全保障が補強されると期待感を語った。また、「この非常に重要な空間」で責任ある行動の指針を打ち出すことにも期待するとした。

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宇宙開発に関わる公式な露米会談は2013年を最後に行われてこなかったことから、米国側は会談が有意義で生産的なものになると期待している。米国側からは国務省、国防総省、エネルギー省、国家安全保障会議、宇宙軍の閣僚らが出席する。

フォード次官補によれば、露中がすでに宇宙空間を軍事活動の舞台に変えてしまったことから、会談の中で米国側は露中による宇宙の軍事目的利用について懸念を表明するという。露中は宇宙空間に兵器を配備し、米国およびその同盟国にとって脅威をもたらしていると批判した。

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会見の中でフォード次官補は、「ロシアはすでに宇宙空間で兵器を使用した。それも一度ならず二度までも」と発言した。

米国は宇宙空間へのアクセスと自由な活動を保護することを目的に会談に臨むとした。また、フォード次官補はウィーンの会談により両国の宇宙開発政策が明らかになると期待感を示した。

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