ベラルーシ大統領選で現職が再選 得票率操作の疑い

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再選を果たしたルカシェンコ大統領 - Sputnik 日本
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ベラルーシでは現地時間で8月9日20時(日本時間で8月10日午前4時)に大統領選の投票受付が締め切られた。ベラルーシ中央選挙管理委員会の速報によれば、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏が81.35パーセントの得票率で圧勝し、6期目となる再選を確実にした。民主派として支持を集めていたスベトラーナ・チハノフスカヤ氏は8パーセントの得票率にとどまった。野党の候補者らは選挙結果が操作された可能性が高いとして提訴する考えを示している。

ベラルーシでは大統領選の投票受付が8月9日20時に締め切られ、その後の集計で投票率は84.05パーセントに達したことが分かった。ベラルーシ中央選挙管理委員会の速報によれば、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏が81.35パーセントの得票率で圧勝し、再選を決めた。

大統領選に立候補していたものの、候補者登録が認められなかった野党のワレリー・ツェプカロ氏は選挙結果が操作された可能性が高いと指摘している。

10-20パーセントの操作であれば、我々はすでに慣れ親しんでいる。しかし、今回は70パーセント操作されている。この数字(81.35パーセントの得票率:スプートニク編集部)が操作されたものであることは誰も疑っていない。

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ツェプカロ氏は当局に逮捕される可能性が高いとして家族と共に出国し、今はモスクワに身を寄せている。ツェプカロ氏は今回の大統領選で公開された得票率を疑問視している。

大統領選の結果公表を受けて野党のチハノフスカヤ氏はベラルーシ中央選挙管理委員会を提訴する考えを示している。投票終了後に行われた記者会見でチハノフスカヤ氏は「私は自分の目を信じる……大半が私に投票していた」と語った。チハノフスカヤ氏は国内にある投票所の多くでは選挙結果が操作されているとして、公表された数字を疑問視している。

ポーランドの首都ワルシャワにあるベラルーシ大使館で行われた投票結果ではチハノフスカヤ氏が368票を獲得し、現職のルカシェンコ氏(69票獲得)を大きく上回っていた。投票管理委員会のチェスノフスキー委員長がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で明らかにした。

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exit poll社の出口調査ではベラルーシ大統領に投票したと回答した国民は全体の79.7パーセントに達した一方、チハノフスカヤ氏に投票したと回答した有権者は6.8パーセントに留まった。

今回の選挙には、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏、アンドレイ・ドミトリエフ氏、アンナ・コナパツカヤ氏(ベラルーシ下院の元議員)、セルゲイ・チェレチェニ氏(社会民主党党首)、スベトラーナ・チハノフスカヤ氏(逮捕された人気ブロガーの妻)の5人が立候補していた。

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