14:44 2020年09月20日
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ベラルーシでの抗議デモ (42)
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ベラルーシでは15日連続で抗議活動が行われている。23日も首都ミンスクでは抗議活動が実施されたが、警官隊との衝突には発展しなかった。こうした中、ルカシェンコ大統領の言動が批判を呼んでいる。ルカシェンコ大統領はヘリで首都を視察後、抗議活動参加者らが目指した独立広場の大統領官邸に降り立った際、防弾チョッキ姿で、さらには機関銃を手にしていた。大統領は抗議活動の参加者らを「ネズミ」と呼び、「片付けてやる」と言い放った。

ベラルーシ大統領府によると、ルカシェンコ大統領は午前中から官邸で執務にあたっていたという。夕方に抗議活動の参加者らが大統領官邸のある独立広場に迫ったことから、ルカシェンコ大統領は防弾チョッキを着て専用機で首都の視察を行った模様。

大統領専属の広報担当がSNSに投稿した動画では、防弾チョッキ姿のルカシェンコ大統領が首都ミンスクの視察を終えて、大統領官邸のある独立広場にヘリで降り立つ様子が映されている。動画の中でルカシェンコ大統領は抗議活動参加者らを目視で確認すると、「ネズミのように逃げまどっている」とコメントした。

​大統領官邸に降り立った大統領は機関銃を手にしていたが、弾薬は装填されていなかったと見られている。

​ルカシェンコ大統領は独立広場を警備していた特殊部隊に「あそこには誰も残ってはいないな?」と確認し、警備にあたった部隊に感謝を告げると、抗議活動参加者らについては「片付けてやる」と発言した。

​抗議活動の参加者らは大統領選のやり直しに加え、大統領の任期に制限を定めた1994年憲法の復活を要求している。抗議活動は目立った衝突もなく実施され、拘束された参加者は1人もいなかった。

なお、国内主要の通信事業社「A1」は政府機関の要請を受けて首都ミンスクの一部で3Gの回線速度を制限したという。政府機関は「国家の安全保障」を理由にこうした要請を行ったとされている。これにより首都の一部地域ではインターネットへの接続が困難となっていた。


8月9日、ベラルーシで大統領選挙が実施された。中央選挙委員会の発表では、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領が得票率で80.1%を獲得し、次点のチハノフスカヤ氏は10.12%だった。反対派はこの結果を承認せず、また、チハノフスカヤ氏自身はリトアニアに出国した。

同国では2週間にわたり無許可の抗議行動が行われており、それらは治安当局によって弾圧を受けている。内務省によれば、抗議参加者は6~7000人が拘束され、数百人が負傷。その中には治安当局の120人が含まれる。また、抗議参加者3人が死亡した。

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