08:58 2020年10月25日
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ナゴルノ・カラバフの状況 (36)
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9月末に激化したナゴルノ・カラバフ紛争では、複数の情報によれば、すでに数百人の人命が失われた。停戦合意はロシアの仲介によって達成したが、未だに厳格には順守されていない。国際通信社「ロシア・セヴォードニャ」のドミトリー・キセリョフ社長はアルメニア、アゼルバイジャンの両首脳に並行して取材し、同様の質問を同様の時間を割いて投げかけた。アルメニアのニコル・パシニャン首相は取材に応じ、ナゴルノ・カラバフの現状について自分なりの評価を語った。

アゼルバイジャン大統領へのインタビューはこちらからお読みいた だけます。

キセリョフ氏:パシニャン首相、 アルメニアにも世界全体にも困難な時期に我々の取材に応じてくだ さり、どうもありがとうございます。9月27日に始まる戦闘行為 の結果をどう評価されますか? 双方の蒙った損失はどれほどでしょうか? 多数の捕虜がでましたか?

9月27日からの戦闘行為の結果についてアルメニアのパシニャン 首相は次のように語っている。

アルメニアのパシニャン首相:「状況は極めて複雑です。 双方に大きな犠牲がでています。(中略)専門家の多くが、21世 紀に起きた戦争では規模の大きさで未曾有と語っています。 なぜならここでは戦車、ドローン、航空機、ヘリコプター、 装甲車、大砲、ミサイル砲など、 ありとあらゆる種類の武器が用いられており、 その上極めて多数の兵士、部隊が戦っているからです。 つまり非常に規模が大きく、熾烈な戦闘が続いており、 現段階ではナゴルノ・カラバフの自衛部隊が死守しています。 ですからナゴルノ・ カラバフを電撃戦で統制下に入れようとしたトルコとアゼルバイジ ャンの計画は事実上、失敗に終わったということができます。」

ナゴルノ・カラバフの紛争について何が知られているか?
© Sputnik
ナゴルノ・カラバフの紛争について何が知られているか?

キセリョフ氏:「パシニャン首相、 アゼルバイジャン側について外国人傭兵やテロリストが戦っている という情報がよく入ってきますが、 これを証明できるものをお持ちですか? または外国人傭兵はアルメニア側について戦っているのでしょうか ?」

アルメニアのパシニャン首相:「 これは非常に重要なニュアンスであり、 この戦闘行為を誰がどういう企みで開始したかを知る手がかりなる という意味でも重要です。シリアの武装テロリストがナゴルノ・ カラバフの敵側について戦っているという具体的な証拠は、 もちろんあります。これを証明するビデオはSNSやマスコミによ ってすでに公表されています。 そしてトルコがこの戦争の主たるスポンサーであることは間違いあ りません。こうした武装テロリストを雇い、ナゴルノ・ カラバフの紛争地域に投入したのはトルコです。 そしてトルコが決め、庇護を買ってでて、戦争を開始しナゴルノ・ カラバフを攻撃する決定が下されたのです。

複数の情報によれば、 軍事行動にはさらにパキスタン軍の特務部隊も加わっています。 ここ数日の間にロシア、 北カフカスから非常に興味深い情報が入りました。 チェチェンとダゲスタンで殲滅された武装戦闘員はロシアには外か ら、つまりシリアから入ってきたという情報です。 このプロセスには直接的なつながりがあると私は見ています。 つまり、シリア出身の戦闘員らはトルコによってナゴルノ・ カラバフの紛争地域に送り込まれた。ナゴルノ・ カラバフに敵対して戦争を開始するために。 そして今やこうした者らが北カフカスに出現し始めているというわ けです。

 この事実は極めて注目に値します。 状況が大規模な紛争に膨れ上がったことを示しているからです。 もちろん、アルメニア側にはナゴルノ・ カラバフ側について戦う外国人傭兵は一切存在しません。 同胞を支援しようとディアスポラからやってきて戦っているアルメ ニア人はありえます。 でもこうした人たちは傭兵とみなすことはできません。」

この紛争ではどういった妥協であれば受入れることができるかにつ いて、アルメニアのパシニャン首相は次のように答えている。

アルメニアのパシニャン首相:「モスクワでの声明(編集部: ロシア、アルメニア、 アゼルバイジャンの3外相協議を総括した停戦合意についての声明 )では、 いかに具体的な交渉プロセスを復活させるかについて具体的な歩み が決められました。 ですからアゼルバイジャン側が承諾できる妥協案を我々も受け入れ る構えです。私としては、結果的にナゴルノ・ カラバフ紛争が最終的に解決されることを願います。アルメニア、 ナゴルノ・カラバフ、 アゼルバイジャンの全ての当事国が受け入れることのできる解決策 を我々が見つけられるよう、 そしてこれが最終的な決着であるよう願っています。」

パシニャン首相はさらに、ナゴルノ・ カラバフは自己決定権を有していることを強調した。

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