07:58 2021年01月28日
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ロシアの野党活動家ナワリヌイ氏の状況 (45)
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ロシア外務省は22日、ロシア野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の中毒事件をめぐって欧州連合(EU)が発動したロシア高官などへの制裁に対して報復措置を講じると発表した。

ロシア外務省は「その主要加盟国の提案に伴うロシア市民ナワリヌイ氏の事件へのいつわりの関与を口実にした欧州連合による我われの複数の同胞に対する違法な制限措置の承認は、断固として容認できないものとみなす」と発表した。

制裁拡大の決定は「相互主義の原則に基づいて」行われた。

ロシア外務省は22日、ドイツ、フランス、スウェーデンの外交官を呼び出し、この件に関する「口上書」を手渡した。

EUによる制裁

EUは10月、ナワリヌイ氏の中毒事件をめぐりロシア高官などに制裁を発動した。制裁対象となったのは、ロシア大統領府のセルゲイ・キリエンコ第1副長官やロシア連邦保安庁のアレクサンドル・ボルトニコフ長官、ソ連時代に神経剤「ノビチョク」を開発した有機化学技術研究所などロシアの7個人・団体

 なお、ロシア政府は関与を否定している。

ナワリヌイ氏中毒事件の捜査

12月14日、反汚職基金(FBK)、 CNN、ベリングキャット、インサイダー、シュピーゲルによるナワリヌイ氏の中毒事件に関する合同調査の結果が発表された。同事件にはロシア連邦保安局(FSB)の職員8人が関与したとされており、電話の通話明細から8人の氏名を明らかにすることができたと主張されている。

ナワリヌイ氏は21日、ロシアの安全保障当局者になりすまして事件に関与したとされるコンスタンチン・クドリャフツェフ氏に電話をかけたと発表した。同氏は、クドリャフツェフ氏との会話の録音を公開した。会話の中でクドリャフツェフ氏は「痕跡が残らないように」するために作戦の参加者らがナワリヌイ氏の衣服を「処理した」と話している。

当局のコメント

ロシアのプーチン大統領は、調査結果の発表から3日後に開かれた大型記者会見で、調査結果は「米情報機関の資料の正当化」だと指摘した。プーチン氏は、ナワリヌイ氏が米情報機関から実際に支援を受けているならばロシア連邦保安庁は「もちろん彼を監視しなければならないが、これは彼に毒を盛る必要があるという意味ではない。誰も彼を必要としていない」と述べた。

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