アサンジ氏とマニング氏、スノーデン氏をノーベル賞に推薦

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ノーベル平和賞の受賞者マイレッド・コリガン氏が、同賞の候補にジュリアン・アサンジ氏とチェルシー・マニング氏、エドワード・スノーデン氏を推薦した。ノーベル委員会に提出されたコリガン氏の書簡で明らかにした。

コリガン氏は書簡の中で、「この3人は個別にノベール平和賞に推薦がされたが、しかし、彼らの誰もこれまでこの賞を受賞していない。私が彼らを一緒に推薦する理由はシンプルなもので、彼らはそれぞれ、当局の違法性を暴露し、たくさんの勇敢な例を示したことにある。そして同時に、彼らの人生や献身、自己犠牲が人間の精神の偉大さを示している」と記した。

同氏は、アサンジ氏は現在英国で拘束されており、4日に裁判所は彼の身柄の引き渡しを拒否したが、これまで同様に米国への引き渡しのリスクを負っていると指摘した。

コリガン氏によれば、アサンジ氏は米国で、「過酷で屈辱的、非人間的な待遇」を受けるおそれがあり、さらに死刑が言い渡される可能性もあるという。

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コリガン氏は、アサンジ氏に情報を提供したチェルシー・マニング氏(元ブラッドリー・マニング)は、元バラク・オバマ大統領によって恩赦を受けるまで米国の刑務所に7年拘束されていたが、アサンジ氏に対する証言を拒否したことで現在も拘束されたままとなっていると指摘した。

コリガン氏は、米国特殊機関の監視に関する大規模な機密プログラムを明らかにしたスノーデン氏は、ロシアに避難の場を見出したが、彼は終身刑を言い渡される恐怖から祖国に帰ることができずにいると述べた。

コリガン氏は、「3人全員は自身の正義に従い平和のために闘い、愛を持って自らの義務を果たした。彼らは恐ろしかったに違いない。しかし、他の人たちのためにそれぞれが素晴らしいそして偉大なことを行ったと私は確信している」と強調した。


コリガン氏は、北アイルランド紛争の解決に向けた功績により、1976年にノーベル賞を受賞している。同氏は平和活動家のベティ・ウィリアムズ氏とともに、紛争終結を目指す組織「コミュニティ・オブ・ピース・ピープル」を設立している。

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