欧州議会が決議 ウクライナへ干渉の場合、SWIFTからのロシア除外とロシア産原油・ガスの拒否を要請

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欧州議会は、「ウクライナへの侵略が続く場合」、国際銀行間通信協会の決済システムからロシアを除外することとロシア産原油・天然ガスを拒否することを提案している。本会議を受け4月29日に採択された欧州議会決議で提起された。

決議案では、「今後、ロシアによるウクライナへの干渉で軍事的増強が進んだ場合、欧州連合(EU)はこうした国際法違反の代償と基準は深刻なものになることを理解させねばならなくなる。こうした状況ではEUへの原油と天然ガスの輸入は早急に中止され、ロシアはSWIFTの決済システムから除外されることになる。また、欧州にあるロシア当局に近いオリガルヒおよびその家族の全資産は凍結され、ビザは無効となる」と強調がされている。

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しかし、SWIFTからのロシアを除外するプロセスは簡単ではない。SWIFTは国際的な民間機関であり、EUにはこうした決定に対する権限はない。また、SWIFTの代わりとしてロシアは独自の金融データ伝達システムをすでに用意し、そこにはすでに23ヶ国が参加している。

国際問題での欧州議会決議は宣言であって義務を伴うものではない。しかし、欧州の他の機関は代議員らの意見に傾聴しなければならない。

以前、ウクライナはSWIFTからロシアを除外する可能性について検討するようEUに要請を行なっている

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