タリバンのカブール掌握は英国にとって65年ぶりの「最大の失敗」

© AP Photo / Gulabuddin Amiriタリバン
タリバン - Sputnik 日本, 1920, 16.08.2021
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タリバンがアフガニスタンの首都カブールを掌握したことは、英国にとって1956年のスエズ危機以来の「外交政策における最大の失敗」と言えるだろう。英国下院の外交委員会トム・トゥーゲントハット委員長が16日、タイムズ紙の取材に対しこのように指摘している。

トゥーゲントハット氏は、「カブールの陥落は、スエズ危機以来の外交政策における最大の失敗だ。(中略)カブール陥落も同様の理由で記憶されるだろう。絶望的な失敗というだけでなく、米当局の本質と、我々は独立した立場を取ることができないということを示したからだ」と語っている。

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同氏は、英国政府はアフガニスタンで起きたことの包括的な見直しを必ず行うべきだと考えている。

さらにトゥーゲントハット氏は、以下のように述べている。

「今、最優先すべきは、英国人の退避や亡命させる義務があるアフガニスタン人についてだ。長期的な問題としては、次は何をするのか、最近起こったことを考えると英国の外交政策の目的は達成可能なのかどうか、我々が所属する同盟にどのような影響があるのかということが挙げられる」

8月15日、テロ組織タリバンがカブールの大統領官邸に自分たちの旗を掲げた。大統領官邸のホールでは、タリバンが勝利を祝っている。タリバンはカブールにある全ての政府機関を支配下に置いた。

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