日本の北方担当大臣 就任後初めてクリル諸島を視察

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択捉島 - Sputnik 日本, 1920, 19.10.2021
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日本の西銘恒三郎北方・沖縄担当大臣は18日、就任後初めて日本からロシアの南クリル諸島を視察した。
日本の北方対策大臣は全員、クリル諸島を視察するのが習わし。ヘリコプターから視察することもあれば、今回のように北海道の納沙布岬の沿岸から視察することもある。
その後西銘氏はクリル諸島に関する資料館を訪れ、元島民との懇談会を行った。
日本とロシアの関係は、平和条約の未締結と領土問題によって長年にわたって損なわれてきた。
ソ連と日本は1956年、共同宣言に署名した。その際ソ連政府は、平和条約締結後にハボマイ(歯舞)とシコタン(色丹)の2島を日本に引き渡すことを検討することで合意したが、クナシル(国後)とイトゥルプ(択捉)の両島については言及しなかった。ソ連は共同宣言によって対立が終結することを期待していたが、日本はこの宣言を問題の一部解決を担うものとみており、全島の領有権を放棄していない。
その後の交渉もうまくいかず、第二次世界大戦終結に関する平和条約は締結されていない。
ロシア政府の立場は、クリル諸島は第二次世界大戦の結果としてソビエト連邦の一部となった島々であり、ロシアの主権は疑いようもないというもの。
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