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    ロシア、新艦隊を組んで、世界海洋に復帰

    ロシア、新艦隊を組んで、世界海洋に復帰

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    海軍艦隊の造船を活発化し、船の刷新を図ることで、世界海洋におけるロシアの立場は強化され、フランスに発注した2隻の「ミストラル」の未供給にも左右されることはない。「ロシア・セヴォードニャ」の アレクサンドル・ホロレンコ評論員はこうした見解を示している。

    4月23日から25日の3日間にロシア海軍艦隊のために砕氷船、対魚雷船の造船が開始され、新たな潜水艦の進水が行なわれる。砕氷船は北極圏での北方艦隊の活動を保障するために用いられる。その一方でロシアは現在、すでに世界最大の原子力砕氷船艦隊を保有している。潜水艦の用途は黒海艦隊用。このプロジェクトの6隻の潜水艦によって警備圏内における艦隊の可能性は強化され、事実上、技術的なブレイクスルーが可能になる。また対魚雷船の初の大量生産によって、最新の科学の達成が実現化されており、多層ファイバーガラス製の世界最大の船体は排水量900トン、全長60メートル以上、44人乗りとなっている。

    昨年末から今年初めにかけて、さらに4隻のディーゼル電気潜水艦および数隻の船の造船が着工した。長きにわたる社会経済の困難、注文の途絶えた時期があったにもかかわらず、ロシアの造船企業は生産力を保持し、腕のいい人材と高い技術をとどめることに成功した。しかも造船プログラムは将来の課題である船団どうしの相互関係、統合、統一を考慮ししたものに刷新されている。

    これからの数年間、海軍の原子力潜水艦の戦力も刷新が図られる。国家軍事プログラムは2020年までに8隻の戦略目的ミサイル潜水巡洋艦「ボレイ」を造船し、戦闘態勢に組み入れることを見越している。「ボレイ」は巡洋ミサイル「ブラーヴァ」8基を搭載している。このミサイルはそれぞれが6~10の核弾頭を保有し、米国のMDを克服することができる。

    海軍の主要課題は戦略的抑止。太平洋艦隊だけをとってもこの10年で再軍備プログラムの枠内で6隻の戦略目的ミサイル潜水巡洋艦を入れている。6隻のうち最初の多目的攻撃潜水艦「ヤーセニ」は2017年には太平洋艦隊の戦闘船団に入る。

    沿岸警備、航路警備は依然として最優先課題であり続けている。ロシアは沿岸部での行動用に比較的小型の戦闘用船のシリーズを造船している。2015年太平洋艦隊にはこうしたコルベット艦が2隻、そして上陸用舟艇(じょうりくようしゅうてい)1隻が加えられる。2020年までの国家軍備プログラ実現の枠内で海軍艦隊は8隻のミサイル潜水巡洋艦、多目的潜水艦16隻、用途、クラスの異なる54の戦闘用船を装備する計画だ。

    プーチン大統領は、造船における国の戦略的に最優先目的について、「定めた目的に一貫して突き進んで行く。それは海軍艦隊の潜水艦および船の著しい技術的再編成だ。これにより艦隊は立ちはだかる総合的課題をすべて解決することができる。それはなによりもまず戦略的対等の保持および航海上にありうる脅威を退けること、運輸回廊の保護、商船の保護である」と語っている。

    こうしてロシアは世界海洋に質的に新たな艦隊を伴って復帰する。仏発注の2隻のミストラルが供給されずとも、これによる様相の変化はない。

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