ロシアのスーパー原子力砕氷船の試作版、完成

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造船分野でロシア最大手の設計局のひとつ、クルィロフ国立学術センター(ペテルブルグ)が、北極海で年間通して稼働可能なスーパー原子力砕氷船の試作版を完成させた。同センター漁業・輸送・研究向け船舶設計局のウラジーミル・シュリャチコフ長官が発表した。

現在は技術の改良について討議が行われているという。開発には同センターと中央設計局「アイスベルグ」およびロスアトム傘下の「アトムフロート」社が共同で取り組んでいる。

新型砕氷船は「リーダー」と名付けられた。北極航路に就航可能なのはもちろん、より北極に近い高緯度帯でも、天候を問わず稼働できる。船体は、長さ200m、幅50m、喫水13m。出力は120メガワット。厚さ4mの氷を砕き、幅44-50m、最大排水量10万トン、最高速度10ノットの後続船を先導できる。ノーヴァヤ・ゼムリャー群島の北端に位置し、バレンツ海とカラ海を分つジェラーニエ(希望)岬からベーリング海峡までをルートとする。

先にドミートリイ・ロゴジン副首相は、「北極におけるロシアの覇権を確固たるものとする国産スーパー原子力砕氷船が来年末までに仕上がる」と発表していた。

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