クリル諸島には水産養殖のための全ての条件が整えられる

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サハリン州当局は、クリル諸島のクナシリ島とエトロフ島に、11の養魚場を建設し、「アクアファーム」をつくる計画。これにより国内市場向け、また輸出用のサケを最大5万トン養殖することが可能となる。サハリン州のコジェミャコ知事が発表した。なお知事は、サハリン州は日本、韓国、中国の投資家たちと、プロジェクト実現のために協力することを常に嬉しく思っていると指摘した。

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クリル諸島では、すでにサハリンの水産会社「コンチネント」の新たなサケの養殖場の一つが稼働を開始した。この養殖場は、サケが産卵するエトロフ島のサラトフカ川の河口から150メートルの特別に割り当てられた場所にある。養殖場が稼働を始める前に、綿密な技術的調査が行われ、国の検査に短期間で合格するために必要な全ての書類が用意された。エトロフ島に建設されたこの養殖場の年間生産量は、2000万匹を超える。

また新たなサケの養殖場「ヤンキト」では、3000立方メートルの淡水の池へ水を供給するための2つ目の取水口が稼働を開始した。新企業は4か月で設立され、魚類学者と魚の養殖事業を行う「ギドロストロイ」が長年にわたって取り組んできた試験的な養殖生産を実現した。「ギドロストロイ」社は、エトロフ島とサハリンにサケの養殖場を7つ持っており、シロザケとカラフトマスの卵2億8000個を孵化させている。これはロシア国内におけるサケ・マス類の養殖生産量の3分の1だ。また養殖場では、特に生命力の強い稚魚を育てるための、廃棄物を出さないユニークな技術が用いられる計画。

サハリン州には現在、約40カ所に養殖場があり、そのうちの11カ所が国営だ。サハリン州は、ロシアにおけるサケ・マス類の養殖量の約80パーセントを供給しており、ロシア国内でダントツで1位の座を占めている。

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