ドヴォルコヴィチ副首相は、香港で開かれているアジア金融フォーラムで、次のように述べた―
「経済危機ではあるものの、我々は今年、ポジティブな経済成長に期待している。我々はビジネス界と常に対話しており、経済支援策について議論している」。
ドヴォルコヴィチ氏によると、過去10年間はロシア経済にとって極めて良い状況にあり、経済のリソースを蓄積することができたが、今は原油価格が低迷し、ルーブルも主要通貨に対して下落、その反対に経済における金利は上昇し、状況が変わった。
なおドヴォルコヴィチ氏は、「我々は、この困難な時期をうまく乗り越えられると確信している」と強調した。
またドヴォルコヴィチ氏はルーブルの下落について、特に中国への工業製品や食料品の輸出など、ロシアの輸出のためのチャンスをつくり出していると指摘した。