クリミア、2016年の観光客数は記録的

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クリミアの観光客数は9月初旬の段階ですでに400万人を突破。昨年同時期は320万人。クリミア共和国議会、観光保養施設委員会のアレクセイ・チェルニャク委員長はこの割合で増えた場合、今年の観光客数は余裕で550万人を突破すると語っている。

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クリミアの観光シーズンは長い。海開き自体は5月にスタートし、暑さは和らぐ9月半ばの「ビロードシーズン」まで4ヵ月半も続く。9月にはホテルは価格を下げてさらに呼び込み合戦を行うほか、スポーツ、文化イベントがあるため海以外の目的で訪れる人も引きもやらない。

クリミアではすでにお正月休みのホテルの予約が始まっているほか、今年クリミアの海に「戻った」ロシア人の来年の家族バカンスの割引予約もスタートした。

外国への渡航が困難だったソ連時代、クリミアは常に夏の大保養地だった。観光客数は1988年には820万人まで達している。

現在、クリミアへの主要な交通手段はシンフェローポリ空港とフェリー。空港利用者数は2016年の夏シーズン開始までに修復工事が完了したおかげでうなぎのぼりに増え、8月8日の1日だけで最高の3万6900人に達している。シンフェローポリ空港は現在、ロシアで5番目に利用客の多い空港。ウクライナ時代の2013年の利用者数がわずか120万人、2011年には84万5千人だったことに比較すれば、この数値ははるかに大きい。

将来はさらなる交通インフラの整備拡大がどうしても必要となる。現在建設中のケルチ海峡をまたぐ橋が完成すればロシア本土との距離はぐっと縮まる。

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