「死はバニラの臭い」:葬儀関連職員、仕事について語る(写真)

© Sputnik / Vitaliy Belousov「ネクロポリ―タネクスポ・ワールド・ロシア2016」
「ネクロポリ―タネクスポ・ワールド・ロシア2016」 - Sputnik 日本
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先日モスクワでロシア唯一の葬儀関連展「ネクロポリ―タネクスポ・ワールド・ロシア2016」が開かれた。仕事や伝統、死についての考えを葬儀関連職員らに聞いた。

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職員らに聞くと、ロシアではまさに葬儀ビジネスの輸入代替が始まったところだ

危機により、史上最高額の広告が打たれた。高価な種類の木で作った100万ルーブルの棺「ツタンカーメン」が宣伝された。まだ買い手は見つかっていない。

同展には企業人ばかりが参加するのではない。かれこれ20年、アーティストやデザイナーらが芸術的な力を合わせ、葬儀用の衣服のコレクションを作っている。キュレーターのエリザ・ロサル氏によれば、デザイナーらは考古学者らとともに葬儀の伝統を調べに全国を旅した。1917年までロシアの各地域に独自のコスチュームがあり、それは神聖なものだった。人々は近親者を尊厳をこめて送ることができていた。モデルを構築する際デザイナーらはモードの伝統を参考に、基本となる原典に依拠した。

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同展の組織者、セルゲイ・ヤクーシン氏は、葬儀文化の発展に最も強く熱中している者として認められている。バニラの香りの空気消毒剤「死の香」の名を考案したのも彼である。

ロマン氏によると、この仕事は自分に合っている。

「この仕事はシニズムのもとになるかもしれない。しかし、私は楽になった。死は呼気と吸気のように避けがたいということを受け入られるようになった」

先に、まもなくモスクワで泳ぐ美術館がオープンする、と報じられた。

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