英紙 ロシア伝統行事「拳闘」をロシアW杯への「フーリガンの準備」だと報道

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英紙ミラーが、ロシアサッカーワールドカップ(W杯)期間中に英国のファンたちに襲い掛かるための、サッカーの試合に乗じて暴力的言動・行動を行う暴徒である「ロシアのフーリガンの準備」に関する「ショッキングな調査」を公開した。

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同紙は動画を紹介し、動画では最も残酷なフーリガングループのメンバーが殴り合っていると主張している。しかし実際にはこの「過激派」たちは、ロシアの春の祭りのマースレニッツァで、モスクワのヴェルニサージュ市場で行われたロシア伝統の行事「拳闘」を行っているだけなのだ。続いてタブロイド紙ミラーは、ファンの団体のメンバーだと主張する2人の情報筋の発言を引用する。「情報筋」は前回のユーロ2016における英国のファンたちとの戦いの成果を自慢し、2018年度W杯では英国のファンの殺害に至るまで「よりひどい戦い」を引き起こすと約束している。

ミラーは、モスクワ住民がサッカーのフーリガンを危惧して、「恐怖の中で生きている」と主張し、ヴェルニサージュ市場の近くの道端で何かを売っている年金生活者の写真を掲載している。

拳闘とは伝統的な武術であり、時には民衆の娯楽だった。ロシア、ウクライナ、ベラルーシのもととなった国で、9世紀から13世紀にかけて続いたルーシの時代にはすでに存在していた。拳闘は普通、祭日に行われる

先に、英BBCは、英国のサッカーファンらが2018年にロシアで開催のワールドカップへの渡航を警戒している様子を写した映画を公開した。映画ではロシアのサッカーファンは2016年にマルセイユで開催のUEFA欧州選手権で起きた暴動の真犯人に仕立て上げられており、暴力的なイメージが英国人サッカーファンらに吹き込まれている。これに対抗してロシアのサッカーファンたちは、この手の煽動に負けるなとの呼びかけを動画に撮影した。

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