ボリス・チトフ:企業家の守護者

© Sputnik / Vladimir Astapkovich / メディアバンクへ移行チトフ氏
チトフ氏 - Sputnik 日本
サイン
ビジネス・オンブズマンのボリス・チトフ(58)氏は、成功した企業家であり、ぶどう栽培者、そして「成長党」の党首だ。「成長党」は2016年に旗揚げされたばかりで、議会選挙に参加した最も新しい政党の一つ。チトフ氏はまさに2016年下院選挙から政治家としての道を歩み始めた。そして今やロシア大統領選候補者となった。

スプートニク日本

チトフ氏はモスクワで生まれ、モスクワ国際関係大学・経済学部を卒業した。卒業後は貿易協会「サユーズネフテエクスポルト」に勤務した。その後、石油化学製品を輸出する会社を立ち上げ、複数のロシア企業で役員を務めた。2000年代、チトフ氏はワイン生産という自身にとって新たな分野を切り開いた。そしてチトフ氏の会社のワイン製品の売り上げは5倍に増加した。

© Sputnik / Konstantin Chalabov / メディアバンクへ移行チトフ氏
チトフ氏 - Sputnik 日本
チトフ氏

だが事業がピークにあった6年後の2012年、大統領令によって企業家の権利保護を担当するロシア大統領全権代表に任命され、チトフ氏はビジネスから手を引いた。同ポストに就いたチトフ氏は、まず企業家の恩赦を提案して話題となった。チトフ氏は並行して政治家としてのキャリアを歩み始めた。2016年に「成長党」を結成し、今も党首を務めている。

© Sputnik / Ramil Sitdikov / メディアバンクへ移行チトフ氏
チトフ氏 - Sputnik 日本
チトフ氏

記録的!立候補者が67人。誰が大統領に立候補したのか? - Sputnik 日本
記録的!立候補者が67人。誰が大統領に立候補したのか?
チトフ氏は2017年11月末、2018年ロシア大統領選挙への出馬を表明した。その後チトフ氏は、経済成長戦略へ注目を集めるために選挙運動を行っており、これが事実上、自身の選挙綱領であると繰り返し述べた。

チトフ氏の選挙綱領には、原料分野の優位性を拒否したより進歩的な経済政策に関する項目が含まれている。また民間セクターのイニシアチブや、大きな経済的自由と経済改革に基づく競争市場の発展を奨励している。チトフ氏は、ロシアには民間のイニチアチブ、中小企業、近代的な生産、デジタル経済の発展に向けた強力な刺激が必要と考えている。

© Sputnik / Ilya Pitalev / メディアバンクへ移行チトフ氏
チトフ氏 - Sputnik 日本
チトフ氏

関連記事

ウラジーミル・プーチン氏 略歴

ウラジーミル・ジリノフスキー ロシア語に賛成、「移民による支配」に反対

グリゴーリー・ヤヴリンスキー:スターリン主義と90年代の負の遺産に異議

クセニア・サプチャク:「全員に反対」の候補者

マクシム・スライキン氏「前進、明るいソ連の過去へ」

パーベル・グルジニン氏 「社会主義の顔をした資本主義へ」

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала