バラゴフ監督の最新作『ビーンポール』がジュネーヴ国際映画祭で受賞【動画】

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カンテミール・バラゴフ監督の映画『ビーンポール』(原題はДыдла)がジュネーヴ国際映画祭の長編映画部門で受賞した。映画祭の公式サイトで公表された。

ジュネーヴ国際映画祭の審査員らは若干27歳のバラゴフ監督が手掛けた新作を高く評価した。「生きるための戦い、複雑な人間関係、現実、希望、妥協、その対価」を扱ったこの作品を審査員らは「悲しみからの回復を描く素晴らしい芸術作品」と賛辞を送った。

戦後を生きた女性たちの複雑な心境を見事に演じたヴィクトリヤ・ミロシュニチェンコとワシリサ・ペレルィギナの名演も高く評価された。

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『ビーンポール』はバラゴフ監督の2作目。映画は1945年のレニングラードを扱った。作品の主人公は前線から戻った女性たち。ナチス・ドイツによる包囲作戦で壊滅的被害を被った戦後のレニングラードで再び生きる希望を求める女性たちの姿が繊細に描かれている。

映画は第72回カンヌ国際映画祭で初公開され、国際映画批評家連盟賞に輝いた。「実に個性あふれる映画言語、および戦後のトラウマを独特の視点から扱った」ことが受賞の理由として挙げられた。

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