03:03 2020年01月28日
ロシア
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『T34レジェンド・オブ・ウォー』(A・シドロフ監督)が日本で公開されたロシア映画としては興行収入の記録を塗り替えた。同作品の配給を手掛ける(株)ツインの加畑圭造代表取締役社長がリアノーボスチ通信の取材でこの映画が誇る人気の秘密を明らかにした。

日本国内で10月25日にロードショーが始まった『T34レジェンド・オブ・ウォー』(本国での公開は2019年1月1日)はロシアの商業映画として記録的ヒットを続けている。配給会社代表取締役社長の加畑氏によれば、公開から最初の1か月で興行収入は6千万円を超えた。同じような記録を残したロシア映画作品はニキータ・ミハルコフ監督・主演の『太陽に灼かれて』(1994年)のみ。配給側は1億円の収入を最終的には見込んでいる。

映画は高い評価を受け、リピーターの観客も少なくない。加畑社長によれば、上映後に拍手が起こることもあるという。そこで配給会社は初めて作品に触れる観客向けにカット版と、ロシアで上映されているものと同じノーカット版の2作品を用意した。

日本社会で馴染みの少ないロシア映画に広告費をかけることはリスクを伴う。そこでツイン社は敢えて『T34』の宣伝に広告費を一切かけない戦略をとった。同社は主にSNSで情報を展開し、口コミで広めることにしたという。

ヒットの背景には、テレビアニメ『ガールズ&パンツァー』の人気が一躍買っている模様。もちろん、このアニメは大祖国戦争を扱った『T34』のシナリオとは無関係だが、ソ連軍の戦車に対する関心を集める契機になったと配給会社側は見ている。

『T34』はツイン社がロシア映画として初めて配給した作品。加畑社長によれば、同社は今後もロシア映画の配給を行う。ただし、具体的にどの作品を公開するかは企業秘密として、作品名の言及は避けた。

『T34』のあらすじは、大祖国戦争時に捕虜となった士官候補生のイヴシュキンが大胆な逃走を計画するというもの。彼は仲間の搭乗員を集め、伝説的な戦車「Т-34」でドイツ軍戦車と対決する。

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