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    サラ・ブライトマン、舷窓に地球を見る

    サラ・ブライトマン、舷窓に地球を見る

    © Sputnik/ Roskosmos press service
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    英国の人気歌手サラ・ブライトマン氏がISSへのフライトを準備している。地上のオーケストラとの共演で、宇宙で歌う計画だ。

    サラの願いが実現すれば、サラは8人目の宇宙ツーリストとなる。第一号は2001年のイタリア系米国人デニス・ティト氏。だが一番有名なのは2009年の第七号、カナダのサーカス「ジュ・ソレイ」の伝説的なディレクター、ギ・ラリベルテ氏だろう、無重力下で明るい道化を演じて見せた。ある人は2度にわたってISSを訪れた。女性もいた。実に様々の人が、それこそ天文学的費用をはたいて、宇宙への夢を叶えてみせた。そのいずれもが、ロシアのソユーズ宇宙船を利用した。そしてフライトに先立つ全ての訓練を、彼らはモスクワ郊外の「星の街」の、ガガーリン記念宇宙飛行士訓練センターで行った。

    ツーリストの準備には1年がかかる。しかし宇宙への滞在時間はそう長くはない。ISSに着くまでに1日。地球への帰還に1日。ステーション滞在は8日。これが10年の慣行である。宇宙観光の始まりから10年で、訓練法等はかなりよく練り上げられている。ツーリストはフライトに向けて、少なくない数の特殊技能を修得しなければならない。サラ・ブライトマン氏も一日16時間を訓練に使っている。身体訓練から、ソユーズ宇宙船搭載機器の研究まで。そして、ロシア語も必修ときている。宇宙空間における第一言語がロシア語なのである。既にサラは、無重力における訓練も済ませた。彼女はこの訓練を楽しんだようだ。今後は遠心分離機の訓練が待っている。こればかりは気持ちのいいものではない。しかしもう55歳になるこのアーティストの、初志貫徹の決意は揺ぎない。

    ところで宇宙ツーリズムは大衆化しうるか。ロシア宇宙飛行学アカデミーのアレクサンドル・ジェレズニャコフ氏に話を聞いた。

    「サラ・ブライトマンがいまやろうとしている軌道への宇宙旅行は今しばらくは極めて希少な、単発の現象にとどまるだろう。しかし弾道飛行とか、大気圏外への「ジャンプ」とかなら、2、3年後には大衆化するだろう」

    サラ・ブライトマン氏の出発は2015年9月初頭に計画されている。サラと一緒に経験豊かなロシア人宇宙飛行士であるセルゲイ・ヴォルコフ氏、デンマーク出身の宇宙飛行士第一号である欧州宇宙局のアンドレアス・モゲンセン氏が飛ぶ。これにサラが投じた金額は5000万ドル超。ちなみに2001年の宇宙ツーリスト第一号デニス・ティト氏は2000万ドルを投じた。

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