NASAの実験チームを率いた、ペルー人宇宙生物学者フアン・バルディビア-シルバ氏によれば、ジャガイモ栽培実験は、できる限り正確に火星の自然条件を再現した特別なマイクロプローブCubeSat(小型探査機)の中で行われた。そこでは、大気の成分や圧力、土壌成分などが火星と同じにしてある。その結果、火星の厳しい環境は、ジャガイモにとって妨げにならないことが分かった。
フアン・バルディビア-シルバ氏は、次のように述べている-
「もしジャガイモが、CubeSatの中で作り出されたような条件に耐えることができるのであれば、火星でもジャガイモを栽培する大きなチャンスがある。我々は、どんな品種のジャガイモが火星に最もよく育つかを探るため、何度かこうした実験を繰り返してゆくつもりだ。」
なおお先にNASA関係者は火星での大気生産プランを提案するつもりだと語った。