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莫大な情報社会 虚偽と真実を見分ける力は学校で養われていない

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世界的に有名な米国の物理学、天文学の学者のローレンス・クラウス氏は今日、世界に生じてしまった新たな問題について、あまりに大量な情報量のなかに真実と「代替的な事実」の両方が入り混じっていることであり、そうした「代替的な事実」の大部分によってある種の人間たちは代替的な現実世界の中に生きることが可能となり、そうした世界は現実のものと同じ本物だと思えてしまうことだと指摘した。

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この発言はロシアのコンピューターセキュリティ会社「カスペルスキー」が「カスペルスキー・グリーク・ピクニック」フェスティバルのオープニングを記念して行った会議の中で行われたもの。

クラウス氏は、ここ20年で世界の情報地図は塗り替えられてしまい、今日、事実上全員がインターネットにアクセスできる携帯電話を持ち、本物の情報も偽情報も同じように受け取り、生み出すことができると語っている。クラウス氏は、大多数の人間はこれだけ多量の情報をより分ける能力を有していないため、政治的または非科学的偽情報を横行させるキャンペーンは今日非常に大きな効き目を発揮していると指摘している。

「今日、教育の抱える主要課題は人間に事実を教えることではなく、真実と虚偽とを見分ける力を養うことだ。」クラウス氏はこう力説している。

この前、英国の神経科学者たちが、機械的な行動をつかさどる脳の特定の領域を刺激することで、被験者60人の創造性を高めることに成功し、彼らに独創的な考え方をすることを教えた。

また、この前、スプートニクはフェイクニュースの問題を巡るオピニオン記事をご紹介した。

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